南アフリカの大巨人ボクサーと対戦する関根シュレックが「死中に活あり」と腹をくくっての出陣【JMAEXPO】
日本の格闘技の魅力を世界へ発信するプロジェクト「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の第1弾大会となる「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(10月19日、神奈川・横浜BUNTAI)の前日会見が10月18日、横浜市内で行われた。 巌流島ルールでプロボクサーのルアン・ヴィッセル(ボクシング/南アフリカ)と対戦する関根“シュレック”秀樹(柔術/日本)が「死中に活あり」と腹をくくって明日の試合に臨む決意を述べた。 ヴィッセルは身長2m7cm、体重130kgの巨体。ボクシングでは現WBAスーパー、WBC、WBO世界ヘビー級統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)や、元UFC世界ヘビー級王者でプロボクサーでもあるフランシス・ガヌー(カメルーン)のスパーリング・パートナーを務め、かつてはラグビーで南アフリカ代表としてプレーしたこともあるというとんでもない強豪。 前々日会見では「自分のローやカーフキックよりも相手のジャブのほうが長いと思う。しかも130kgの体重でも動きも速い。もともとラグビーの猛者なのでタックルも効かない」と頭を抱えていた関根。 この日は「今日、初めて彼を見て、この言葉が頭に浮かびました。古くから日本でいわれる『死中に活あり』。死を覚悟して突っ込んでいって、そこに生きる活路がある。今風に言うと『負ける勇気を持って勝ちに行け!』ですかね。やるしかないと思います」と参戦するRIZINの榊原信行CEOの著書のタイトルを引き合いに出し、腹をくくった。