【ボート】桐生PG1 大豆生田蒼が逆転で待望の初白星 「素直にうれしい。勝てて良かった」
「ヤングダービー・プレミアムG1」(18日、桐生) 大豆生田蒼(29)=埼玉・111期・A1=が初日1Rを抜きで勝利。2017年8月のプレミアムG1・レディースチャンピオン(芦屋)で初出走以来、17走目で待望のG1初白星を勝ち取った。 初日1Rで1号艇、さらに新ペラでの出走。しびれるほど緊張するレースで見事に結果を残した。インから6番手のスタートで万事休すと思われたが、井上忠政(大阪)のまくりを入海馨(岡山)が抵抗して両者は大きくコースアウト。その隙を逃さず、ブイ際を差して先頭に立った黒野元基(愛知)にバック2番手で食らい付いた。 1周2マーク(M)は黒野が先取りしたが、大豆生田がこん身のターンで差し込みホームで逆転。じりじりとリードを広げながら2周1Mを先マイすると、パワーで勝る黒野の猛攻を退け、最後まで踏ん張った大豆生田に勝利の女神がほほ笑んだ。 「ペラがちゃんと叩けていないのがよく分かった」と新ペラはまだまだ調整途上だが「素直にうれしい。勝てて良かった」と激戦を制してピットではホッとひと息。そのまま水神祭かと思われたが「(選手の)登録番号も一番上だし、今さら恥ずかしいです。このまましれ~っとしておきます」と笑顔で勝利の余韻に浸っていた。