横浜FM、慶大生FW塩貝健人「勝てなかった原因は自分が決めれなかった…」J1初弾も決定機逸を悔やむ
◆明治安田J1リーグ▽第8節 横浜FM2―2湘南(13日・日産スタジアム) 横浜FMのFW塩貝健人(19、慶大2年)がホーム・湘南戦でJ1初ゴールを決めた。 「絶対に点を決める」。塩貝は強い決意でセンターFWで先発した。前半21分、FW水沼宏太のペナルティーエリア右のゴールラインぎりぎりからのクロスを右足で合わせて先制ゴール。「ウイングの選手に『クロスは絶対ポイントにいる』と伝えて、そこに流してくれると昨日から合わせたので、それだけをずっと意識してた。最近はクロスから点取れるイメージがだんだんついてきた。そこは収穫かな」とかみしめた。 10日のG大阪戦で後半途中出場してJ1デビューし、この日はプロ初先発。湘南戦前日の12日には中町公祐監督から電話で「慶応の選手の刺激になっている部分もある。明後日(14日・関東大学2部リーグ戦)は考えなくていいから、明日の試合で活躍できることだけを考えよう」と激励された。 前半30分、31分と連続でシュートを放つも決めきれず。後半11分にFWアンデルソンロペスと交代し、会場から拍手を浴びながらピッチを後にした。シュートはチーム最多の4本を放ったが「決め切れるシーンは2本あった。そこを決めたら今回の試合を勝てたんじゃないかなと思う。今日の勝てなかった原因は自分が決めれなかったというのもある。悔しかった」と反省しきりだった。 7日は慶大のリーグ・拓大戦で3得点を挙げてフル出場し、G大阪戦でJリーグデビュー。この日はJ1発ゴールを決め、7日間で3試合4得点とタフにフル稼働している。「出番が来るとしたらチームのために点を取って走るだけ。いい具合に両立できたらなっていうふうに思ってます」。大学とプロ、2つの舞台で存在感を放っている。
報知新聞社