「森永卓郎さんからアドバイス」SNS型投資詐欺 60代2人が計2億円以上だまし取られる 大阪
SNS上で著名人などをかたり投資に勧誘するSNS型投資詐欺に遭い、大阪府内に住む60代の2人が、計2億円以上をだまし取られました。 警察によりますと、府内に住む60代の女性は去年12月、「経済アナリストの森永卓郎さんから投資のアドバイスがもらえる」と謳ったうその広告を見て指定されたSNSに登録。 「森永さんのアシスタント」を騙る人物から「金の取引に一億円投資すると毎月配当金がもらえる」という趣旨のメッセージで指示を受け、7回にわたってあわせて約1億1160万円をだまし取られたということです。 当初、指定された口座に900万円を入金したところ、虚偽のサイト上で架空の利益が出たかのように表示されたため女性は話を信用し、送金を続けたということです。 また、府内に住む60代の男性には5月、知らない女性からSNSで「投資をして資産を倍増させるグループに参加しないか」というメッセージが突然届きました。 やりとりを重ねる中で、女性の金でのうその投資を指示され、言われた通りにすると、200万円の利益が出たように見せかけられたといいます。 男性はこうしたやりとりから女性を信用し、金の取引などの名目で約1億830万円をだまし取られたということです。 大阪府警によりますと、SNS型投資詐欺とロマンス詐欺の被害は大阪府内で急増していて今年1月から8月までの認知件数は約560件、被害額は約70億円にのぼるということです。 去年1年間の認知件数は約420件、被害額は約49億円だったといい、すでに去年1年間を上回っています。
ABCテレビ