【きさらぎ賞】レガーロデルシエロ 動き俊敏 栗田師「短いところがいいタイプ」距離への見通しを立てる
「きさらぎ賞・G3」(4日、京都) 適度な前向きさをなだめつつ、最後は俊敏な動きでまとめた。15年ルージュバック以来、9年ぶりの関東馬Vを狙うレガーロデルシエロは美浦坂路で単走。折り合い重視ながらも、ラスト1Fは促す程度で11秒7(全体4Fは54秒4)の切れ味を披露した。 栗田師は「気がいいタイプで、併せると気持ちが入り過ぎるところがあるので、単走でメリハリをつける調教を。動きは良かった。反応も良かったし、折り合いもしっかりとついていた」と順調な姿にうなずく。母は19年京都牝馬Sを制したデアレガーロ。「血統的に短いところがいいタイプかもしれないが、体が詰まっているわけでもないし、千八くらいは持ちそう。距離が1F延びるので、折り合いをうまくつけていきたい」と距離への見通しを立てている。 前走のこうやまき賞は2着に敗れた。「もともと期待していた馬だし、前走で勝った馬はその後もいいレースをしている(ジューンテイク=朝日杯FS4着)。それを物差しにすれば、重賞でも遜色ないのでは」と期待は大きい。母が重賞を奪取した思い出の京都競馬場で長男も躍動する。