<速報>日ハムが大谷の完封で4年ぶり7度目V
5回一死まで、一人の走者も出させなかった大谷は、14人目の森にライト前に、この試合初ヒットを許した。だが、続くおかわり君は、追い込んでインローに159キロのストレートをズバッ。栗山も縦のスライダーを外に落としてスイングアウト。勝負どころで連続三振を奪った大谷は、笑顔を浮かべてベンチに戻った。 6回からは配球にフォークを交えて坂田、呉念庭、秋山を3者連続三振。奪三振を2桁に載せ、コントロールも、ボールのキレも抜群の圧巻のピッチング内容である。 ここまで四死球ゼロ。 無駄球をほどんと投じることなくペースアップしていく大谷は7回、8回もパーフェクト。奪三振数は今季最多となる15個に乗せた。9回もマウンドへ上がった大谷は一死から代打・上本に、この試合初めての四球を与えて出塁させたが、1点を守り切り、初体験となる歓喜の胴上げ投手となった。大谷は、この1勝で今季成績を10勝4敗として3年連続の2桁勝利となった。 栗山監督は、選手、一人ひとりと熱くハグをしながらマウンド上へ向かい、喜びをチーム全体でかみ締めて、かなり時間が経過してから胴上げが始まった。栗山監督は8回、宙に舞った。また今季限りで引退する武田勝も続けて3度、胴上げされた。