【蒲郡ボート・PGⅠクイーンズクライマックス】地元・宇野弥生「私らしく走ります」
蒲郡ボートの「プレミアムGⅠ 第13回クイーンズクライマックス」は28日、11、12Rでトライアル1回戦2個レースが行われる。 ファンや関係者の期待を力に変え、今年最大の大勝負に挑む。2012年の第1回(大村)以来、12年ぶり2度目のクイーンズクライマックス出場を地元で迎えた宇野弥生(38、愛知)が、身上の攻撃的な走りで大会初制覇を目指す。 「〝今年は特別〟と言ってほしかったかもしれませんけど、いつもと変わらない一年でした。ただ、フライングを1本も切らなかったことは(自分を)ほめてあげたいかなと思います」 12年7月に男女混合GⅡ・MB大賞(大村)を4コースまくりで制したように非凡な速攻力が武器。攻めの姿勢はリスクも伴うが、今年のFは0回。それでいて3Vを飾る高値安定の活躍で12年ぶりのトライアル1回戦12Rを選出9位の5号艇で迎える。 抽選では前回の塩田北斗が軽快な実戦足で13戦6勝、オール3連対と稼いだ16号機をゲット。「特訓は3本とも両隣が同じ(4号艇と6号艇)で内3人(1~3号艇)との比較は分からないけど、出ていくことも下がる感じもなかったです」と及第点の感触は得た。 「期待には応えたいけど、やることは変わらないので。〝私らしく〟走ります」 舞台は通算9優出1Vのホーム水面。持ち味の快S攻勢で機先を制し、ティアラ初戴冠へ好発進を決める。(小出大輔)