王者・田中恒成に挑むカフが来日「国外での試合はこれが初めて。8週間、しっかり準備してきた」【ボクシング】
ボクシング7大世界戦+那須川天心WBOアジアパシフィック王座決定戦(13・14日、東京・有明アリーナ)第2日のWBOスーパーフライ級タイトル戦で同級王者・田中恒成(29)=畑中=に挑む同級6位プメレレ・カフ(30)=南アフリカ=が6日、羽田空港着の航空機で来日した。「国外での試合はこれが初めて。8週間、しっかり準備してきた」と笑顔を見せた。 カフは10勝(8KO)2分けで、これが初の世界挑戦。20勝(11KO)1敗で世界4階級制覇王者の田中とは経験面で大きな差がある。「自分の階級の世界王者として、田中選手は以前から気にしてきた。スピードがあるので、遅れないようフットワークを重点的に磨いてきた。どの選手もそうだが、ミスを100%しないということはない。そのミスを突いていきたい」と話した。 12日に愛知県国際展示場で矢吹正道(LUSH緑)の挑戦を受けるIBFライトフライ級王者ノンシンガ(南アフリカ)とともに練習してきた。「同じチーム。スパーリングもたくさんやってきた。2人そろって世界チャンピオンになれば、自分たちにとっても南アフリカにとっても大きなこと。ぜひ実現させたい」と、目を輝かす。 田中は、7月に予定されていた初防衛戦が対戦相手の体重超過で中止された。だが、カフは飛行機に乗る前でリミットまであと2キロだといい、その再現はなさそうだ。13・14日はアマゾンのPRIME VIDEOが独占生配信する。
中日スポーツ