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カンボジアを拠点に特殊詐欺をしていたとして逮捕された日本人の男らについて埼玉県警は新たに100件近くの特殊詐欺事件に関与したとして5日、書類送検したことが捜査関係者への取材でわかりました。 この事件は去年11月カンボジアを拠点に特殊詐欺をしていたとみられる21歳から43歳の日本人の男25人が日本に移送され、逮捕されたほかその後、日本国内で、さらに4人が逮捕されたものです。 このグループの拠点からは高齢者を中心に少なくとも2万6000人以上の名簿が見つかっていましたが、その後の捜査関係者への取材で警察がこのグループから押収したパソコンを解析するなどした結果、このグループが新たに、日本国内で被害総額およそ7億7000万円、97件の特殊詐欺事件へ関与した疑いがあり、5日、29人を書類送検したことがわかりました。 これまでに確認できているこのグループによる被害総額は、現金と電子マネーあわせて10億1700万円ほどですが、押収したパソコンなどを解析したところ、被害総額は少なくとも30億円ほどにのぼるとみられています。 埼玉県警はいまだ逃走中の指示役の行方を追うとともに、組織の全容解明を進めています。