管理栄養士ママも悩んだ「子どもの偏食」。偏食は“脳の発達”と大きな関係があるってホント?
こんにちは。3歳の野菜嫌いの男の子を育てる、管理栄養士・KiSTA認定偏食改善アドバイザーのmakoです。みなさんのお子さんは野菜や魚など苦手な食べ物はありますか? 実際、2~3歳頃のお子さんの食事のお悩みは、好き嫌いや偏食に関するものが多いですよね。 料理家も「子どもが食べてくれない」と悩んだ…。偏食・少食への向き合い方
好き嫌いと偏食の違いとは
好き嫌いや偏食と聞くと、どの程度食べないことを想像しますか? はっきりとした定義はありませんが、一般的には好き嫌いは誰にでもあり、特定の食品を避けるという個人の選択。偏食は食事全体のバランスに関わるもので、食事の種類が極端に偏っている状態を指すことが多く、「食べられるものが20品目以下の状態」などと言われています。偏食の子は食べられないものが多く、栄養バランスも偏りがちになっている状態ですね。
偏食は、ママのせいでも子どものせいでもない
管理栄養士としてフォロワーさんの相談を聞いていると、食べなくなる時期が2パターンに別れているなと感じます。1つ目は離乳食の初め頃から食べないタイプ。2つ目は1歳~1歳半以降に食べなくなるタイプです。どちらの偏食のタイプもママや子どものせいでなるものではありません。子どもが食事を摂らないと、自分を責めてしまう保護者の方も多いです。しかし、偏食には食べない明確な理由があり、ママのせいでも子どものせいでもないんですよね。 私の息子は2つ目のタイプで、1歳頃から蒸しただけの野菜などを食べなくなりました。1歳半以降には緑の野菜は隠して食事に入れ、バレないように栄養をとらせる日々。 私が管理栄養士ということもあり、子どもの栄養バランスが崩れることをかなり気にしていたので、離乳食の頃から出汁もしっかりとっていたし、色々な食べ物を経験させていました。しかし、それだけ頑張っても息子は苦手なものが多くなってしまいました。茹でただけのブロッコリーなんかは食べないこともあるかもしれないけど、緑の野菜が全て食べられなくなるなんて、私にとっても予想外のこと。実は、1歳以降の偏食や好き嫌いは脳の成長によって起こることで、色々な食材を経験させていても必ず防げるというものではありません。