大西礼芳、玄理、柾木玲弥、小川あん出演で贈る、現代社会の中で自分を見失う女性を描く心理サスペンス・スリラー 映画『STRANGERS』
外資系コンサル企業社員という異色の経歴を持つ若手監督、池田健太による長編デビュー作、映画『STRANGERS』の予告映像とポスタービジュアルが公開された。 本作は婚約者の浮気、マッチングアプリ、パパ活など現代社会に潜む甘い罠と不安の渦の中で自分自身を見失っていくひとりの女性を描く心理サスペンス・スリラー。 主人公の直子を演じるのは『鯨の骨』『夜明けまでバス停で』『嵐電』『菊とギロチン』など話題作への出演が絶えない大⻄礼芳。さらに、濱口⻯介監督作や黒沢清監督作に出演するなど国際的に活躍の場を広げる玄理が、現代社会の中で不安を抱える直子にとってのファム・ファタール〈魅惑する女〉山口を演じる。そのほか、柾木玲弥、小川あん、宮田佳典、岩瀬亮らが脇を固める。 【コメント】 ▼大西礼芳 本作を撮影したのは2年前の初夏でした。穏やかな気候に包まれながら、終始不穏な空気の漂う映画を撮影する楽しさを今でも忘れることができません。恐怖映画を撮っているはずなのに喜劇映画を撮っているような感覚さえあり、その奇妙さは映画本編にも映し出されているのではないかと思います。ある人物に出会ったことで、自分自身認識していなかった自分と対面し変化していく女性を、驚きと喜びをもって演じました。多くの方々にこの映画が届くことを願っています。 ▼玄理 あの人みたいになりたい、なれたらこんな人生一発で変わるかも。自分だけちょっと損してる気がする。私だってやれば出来るのに。あの人の方が、上手くやってる。誰しも心に「山口」を抱えてる時代なのかなと思いました。山口を演じた自分の後ろ姿に、次々と他の女の子が重なり合っていって、自分でも見分けがつかなくなる瞬間に心がザワザワしました。 ▼柾木玲弥 和田を演じさせて頂きました、柾木玲弥です。この作品を通して改めて作品作りの楽しさを感じた、大切な映画です。キャスト、スタッフ含め、全ての人間がプロフェッショナルで、作品をより良いものにしようと切磋琢磨して出来上がった作品です。登場人物それぞれが持つ感情・想いが交錯しながら、物語が進みどう展開されていくのかを、ぜひ劇場でお楽しみください。 ▼小川あん 脚本を手にしたとき、物語が未知数で、手がかりが掴めなかった。それは、とても魅力に溢れてました。『STRANGERS』は、一つ一つのシーンが分解され、全体が明らかになってくる、ジグソーパズルのような作品です。でも、輪郭は見えても、正体は不確か。池田監督は、丁寧に緻密に、その作業をされていたと思います。手探りのようなサスペンスを、ぜひ味わってください! 映画『STRANGERS』は、2024年11月2日(土)より順次公開。
otocoto編集部