大阪府・松井知事が定例会見8月30日(全文2完)都構想争点は竹山さん側だけ
堺市長選について
記者1:すいません、堺市長選のことでお尋ねしたいんですけど、知事、〓7月 00:16:58〓のこうした場で、来年の住民投票が可決された場合には、社会の皆さんはその結果を見てどう判断するか、協議するのは当然で、その話し合いっていうのはすべきだというふうにご発言されていたかと思います。 で、これがその〓*****00:17:16〓、永藤さんがもし当選した場合に、1期目の任期の4年間で都構想について議論する可能性があるという趣旨だというふうにおっしゃっておられたんですけども、もしそうであるとしたときに、この議論する可能性があるんだよということだったら、選挙戦でそれについて触れるっていうことも1つ、筋とは考えられるんじゃないかと思うんですけど。 松井:それは前提として、来年の住民投票で大阪市内での特別区設置を認められた場合ですから。前提として。今はまだまったくそこまでいってないわけですよ。それこそ住民投票を了解してもらえるかどうか、これは最後、公明党さんとの判断になるわけですよ。で、われわれは了解してもらうために今、法定協でたたき台の、議論のたたき台を、今度、次回の法定協議会で特別区を出すと。この段階でね、なんで市長選挙の都構想の要は争点と、都構想が争点に入るということになるのか。これ争点にしようとしてるのは竹山さん側だけでね。 今回の市長選挙は、都構想は今、まだ大阪市内においてもそういう状況なんだから、今回の争点っていうのは8年間の総括でしょうと。これが普通の感覚じゃないですか。なんで無理やり都構想の争点に持っていこう、持っていこうと。毎日新聞もそうしたいかもしれないけどね。 だから今、都構想はこれ住民投票できるかどうかもまだ分からないですよ。法定協できたばっかり、で、それが決まるのは来年、住民投票ができるかどうかも来年。で、都構想の判断は来年の、僕らは秋にしたいと思ってる。でもここは不確定要素がいっぱいあると。 そんな中でね、今、来年の都構想賛成になったときは堺も一緒にどうですかと、ね、それ、争点になるような話なんかな、これは。僕らは違うでしょうと。もっと身近でやるべきこと、堺がやってないでしょうと。吉村市長と比べて同じ政令市、どうですかと。これが争点ですよと言うてるんです。われわれは吉村市長と、橋下市長時代、やるべきことはやってきたんでね。この大学統合においても。さっきの話。また大阪のインフラ整備についても、これは吉村市長だけじゃなく、モノレールやったら、守口、門真も巻き込んで、そういう大都市のインフラというのも動かしてきたんでね。 だから今度、堺市のインフラで言うならばね、吉村市長もぜひ前向きに検討しますよというね、中百舌鳥の地下鉄への乗り換えね、泉北高速鉄道の。これ、竹山さん、まったく興味示してないから、議論すらできません。これどっちが大事かね、次の選挙では。今まだなんにもそこまで不確定要素があって決まってない都構想を争点にしようとしてる竹山さんと、われわれは今話し合いできる中百舌鳥での地下鉄への乗り換えの利便性向上、うん。これ、市長選挙にしたらどっちがあるべき政策論争ですかっちゅう話。われわれは、今やれるべきことは次の4年の市長に課せられた一番の仕事だと思うから、そちらが今回の選挙の争点ですよと、こういうことを言ってるわけです。 記者1:争点の設定という意味ではおっしゃられることがすごくよく分かるんですけども、こういったことを考えていますよ、将来的にできるんであればやりたいと思っていますよということを示しておくというのも、例えば、どこかに、マニフェストに書いておくとか、そういうふうにしておけば将来的にはこういったところを目指している人なんだなっていうのがより分かるんじゃないかなと。 松井:それはわれわれ大阪維新の会としてね、これはもう大阪都構想というのはもうわれわれのもう政策の中心課題ですから。でもこれ堺市の市長選挙の課題じゃないでしょうと。今まずやるべきは。だからこの堺の市長選挙のマニフェストのトップ項目に載るような話じゃないし、できるかできないかも分からないんだから。それは大阪都構想は維新の会としては、これは今の行政のシステムを変えると。大阪市と大阪府の関係を変えるということについては、これまでももう言い続けていることですから、わざわざ書くような話じゃないし、今の時点で堺が入るということの話ではありませんから。だから堺市長選挙に入れる必要ないんです。 記者1:もう1点だけ、この間、永藤さんのマニフェストの会見があったんですけど、そこで永藤さんが都構想については当選したら4年間は議論しないということをおっしゃられたんですけど、知事は以前、お話ではすべきではないですかっていうお話あったと思うんですけど、この永藤さんの発言を受けても知事のスタンスは変わりはないですか。 松井:それは今の時点では議論をしないところにいるわけですから、彼は。議会もまったく、維新の会の議員っていうのは、もう少数なわけですよ。そこで議論するいうてもできないじゃないですか、市長1人で。要は議会を巻き込んで議論しないと、これは。だから議論はしないと、永藤さんが言ってると。しないというか、もうできない状況ですよね、まだ。 記者1:〓代表自身 00:23:00〓はどうお考えですか。 松井:だから僕は何度も言ってるように、今はまだ不確定要素がいっぱいあるけど、いっぱいあるけど、とにかくまずは大阪市内で特別区を認めてもらうことに全力を尽くすと。それができれば、できればですよ、今はまだできてない、できるためにもまだまだハードルがあって、課題があると。できれば大阪府下全体でグレーター大阪というのをわれわれは考えてるんで、それができればすごくそういうものについてね、みんな興味を持ってほしいと思う。 だから僕は自分の、八尾やけど、これできないけどね、やっぱり八尾市も特別区に入りたいと思ってるもんね、実際には。それは大阪市内と、今、八尾市と比べればこれはまったく、なんて言うかな、東京23区とそれ以外と同じようにね、その違いが出てるわけでね。だからわれわれはもうまずは僕が政治家の間にやれることっていうのは任期中の話しかやっぱり僕は、任期を越えてまでのことを約束するのは、これは無責任だと思うから、だから僕の政治家である間の仕事は大阪市内、特別区まで。でも将来にわたっては、やっぱりグレーターロンドンというね、ああいう形をね、目指していくべきだとは思うけど、それはもう、次の政治家の仕事だと、こう思っています。 記者1:それは永藤さんの最初の4年間の任期の間でも、その都構想の議論は堺市でもしないということを、代表は〓******00:24:42〓。 松井:だから今はできないと思っています。できない。できないことは公約しないということだと思います。どうやってだから今、都構想の議論を、できるんかを教えてほしい。堺で。できないもん、完全に。 記者1:できるとすればしたい? 松井:だから、それ、すればって、仮定のことをよく聞くけどね、どうやってできるとすればになるのか。だからそれは、そういう機運が盛り上がってくるっていうのは、まず一番大切なのは大阪市内でそれが良しとされたときでしょう。今まったく堺で機運も盛り上がっていないのにそういう議論をする、そういうタイミングではないと、こう思っています。 記者1:ありがとうございます。