パリから戻った佐久間みなみアナ 艶やかな浴衣姿を披露!文化財“百段階段”で妖美な世界に酔う『和のあかり×百段階段2024』
文化財「百段階段」の一番上「頂上の間」にあったのは…
ちょっと異色なのが《おとぎばなしのいきものたち》。動物たちが主役のコーナーです。さまざまな形の瓢箪(ひょうたん)には、木に登る蛇やうさぎのような小さな生き物から、虎や馬といった大きな動物まで丁寧に彫り上げられていて、光と影のコントラストが見事です。 さらに、佐久間アナは「かわいい!この虫、バイオリンの形してる!この猫もかわいい!」と不思議で生命力にあふれたメタルアートや、かごに逃げ込んだ猫がなんともかわいらしいアートに目を奪われていました。自由な発想やストーリー、モチーフの多様性が印象的です。 廊下の途中の小部屋には、鮮やかな金魚ちょうちんもありました。浴衣と金魚の組み合わせは、夏の日本の風物詩の鉄板ですね! そして、長い階段廊下を上ること99段!「百段階段」の一番上に位置する「頂上の間」にたどり着いた佐久間アナは、幻想的なムードに「ほかの部屋とは雰囲気が違いますね。Breathtaking(息をのんでしまいます)!」と思わず英語まじりで感想を口にしました。 ここのテーマは《天女の羽衣》、佐久間アナは演出を手がけた照明作家の弦間康仁さんにお話をうかがうことができました。 佐久間アナ:この作品のテーマを教えていただけますか? 弦間康仁さん:最初の部屋(《竹取物語》)とこの部屋は連動していて、一番下の《竹取物語》の部屋は月から天女が降りてきて、紆余曲折あって、この頂上の部屋で月に帰って行くという設定になっています。この部屋ではブルーグレーの淡い世界感で、天女が月に帰ってしまった後の幽玄の世界、はかなさのようなものを描いています。 佐久間アナ:最初と最後がつながっているなんて面白いですね! こちらには、弦間さんが自ら育てた植物を使ったライトアートも展示されていて、佐久間アナもほおずきやたんぽぽが光を放つ様子に興味津々でした。 今回紹介できたのは展示の一部ですが、ほかにも「妖美なおとぎばなし」というテーマにぴったりの、和を感じる美しい作品がたくさんありました。佐久間アナも、「どの部屋も素晴らしくで、いろいろなおとぎ話に没入することができました。日本のおとぎ話しの一部になってみたい方は訪れてみるといいですよ!」と目を輝かせていました。 展示を見たあとは、お土産探しも展覧会の楽しみの一つ。佐久間アナはミュージアムショップで、かわいいきつねのお面をゲットし、喜んでいました。また、着用した浴衣は、バッグや下駄も合わせて一式持ち帰れますので、こちらも自分のお土産になります。 残暑は続きますが、日本のおとぎばなしに思いをはせながら、不思議に涼やかな和のあかりの世界を味わいに行ってみてはいかがでしょうか? text by=Eiko Katsukawa
めざましmedia編集部