【独自解説】北朝鮮に“新星女将軍”誕生⁉娘・ジュエ氏が最高指導者“象徴ペアルック”で軍視察 一方、1万人の前で涙した金正恩総書記は「健康状態があまり良くない」?
また、「ジュエ氏の呼称が格上げされた」と報じられました。2022年11月19日は「愛するお子さま」、その1週間後は「尊いお子さま」、2023年2月8日には「尊敬するお子さま」として紹介されていましたが、今回新たに「朝鮮の新星女将軍」と呼ばれたといいます。李氏は、「北朝鮮において白頭(ペクトゥ)山三大将軍と呼ばれるのは、金日成主席・金正日総書記・金正淑氏(金正日氏の生母)。金正恩総書記を差し置いて、ジュエ氏が将軍と呼ばれるのは興味深い」としています。 Q.父である金正恩総書記が「将軍」と呼ばれていないのに、ジュエ氏には「将軍」と付いているということですか? (李氏) 「将軍と呼ばれることもありますが、北朝鮮で教科書に載せるような三大将軍には、金正恩総書記は入っていません。それなのにジュエ氏を『女将軍』と呼ぶのは、『4代目も金一族で北朝鮮を統治していく』というメッセージが、一番強いと思います。ただ、金総書記はまだ40歳にもなっていないので、この段階で後継者を決めていると、いろんなリスクがあります。内部で権力の軋轢が生じ、ジュエ氏に群がる人たちが多くなる可能性もありますし、金総書記の健康状態に関して疑心暗鬼になる人が増える可能性もあります。裏事情はハッキリとはわかりませんが、一番考えられるのは、金総書記の健康状態があまり良くないということです」
韓国大統領室国家安全保障室・趙太庸(チョテヨン)氏は「後継者と見なし検証する必要があるだろう」、韓国情報機関の幹部OBは「金総書記に息子は生まれなかったようだ。幼いころから娘を前面に出すことで、住民の拒否反応を和らげ、自然に受け入れる効果を狙った」、しかし国家情報院のOBは「ジュエ氏の度重なる登場は、娘を愛する金総書記に幹部らがへつらう以上の意味はない」など、韓国ではさまざまな見解が出ています。 Q.「後継者とみなして検証する」という見解もあれば、「実は他に息子がいて、娘が可愛いから連れて出ているのでは」という見解もあるのですね? (李氏) 「今の北朝鮮の演出からすると、後継者待遇ではあります。ただ、息子がいるということは韓国情報院が国会に2回ほど報告したことがあるので、いるとみたほうが良いかもしれません」 (「情報ライブ ミヤネ屋」2023年12月5日放送)
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