名物劇、利賀の夜彩る 劇団SCOT 50周年へダンスチーム
南砺市利賀地域を拠点とする劇団SCOTの演劇祭「SCOTサマー・シーズン2024」は2日目の24日、富山県利賀芸術公園で、名物劇「世界の果てからこんにちは1」が上演された。劇団が利賀に拠点を移してから来年で50周年を迎えることやダンスチームを結成したことが紹介され、観客約600人が拍手を送った。 【写真】お披露目となったダンスチームの踊り 「世界の果てから」は日本の歌やユーモアを交えた舞台。野外劇場で花火が打ち上げられ、仕掛け花火がステージや池の水面を照らした。劇団主宰の世界的な演出家鈴木忠志さん(85)は舞台あいさつで、演劇を学ぶサマーキャンプに26カ国150人の応募があったとし「利賀の名がますます世界に広がってきた。私が死ぬまでお付き合い願いたい」と観客に感謝した。 ダンスチームの披露では、胸に「SCOT」と書かれたTシャツを着た6人が踊りで観客を引きつけた。演劇祭は9月8日まで。