31歳の年の差婚!28歳のロシア人女性にベタ惚れされ、海を越え結婚に至った59歳男性の幸せな実話
婚活目的でサイトに登録した彰さんだが、アンナさんとのメッセージのやり取りでも持ち前の「無難な雑談力」を発揮。このたびは吉と出た。 「彰さんは最初から『アニメや漫画は好きですか?』と聞いてくれたんです。私はプロフィールにアニメのことなどは一言も触れていないのに! すぐに盛り上がりました」 彰さんはアニメや漫画にほとんど通じていない。ジャンプで言えば、『SLAM DUNK』すら読んだことがないレベルだ。それでも「広く浅い知識」があり、相手に合わせた会話は得意。「大の日本好き」で「本物のオタク」であるアンナさんがLINE電話で怒涛のように話す内容を受け止めることができた。
「私の話をよく聞いてくれて、自分の意見も言ってくれます。1時間や2時間はすぐに過ぎていきました。最初はいい友だちができたと思っていましたが、優しくて親切な彰さんに恋する気持ちが芽生えたのは否めません。東日本大震災のシェルターから引き取ったというワンちゃんの写真も優しそうな顔をしていました。血統書付きの犬などではなく、雑種です。彰さんは自分中心でも見栄っ張りでもなく、いたわる心を持っている人なのです」
■日本に住むことに抵抗は感じなかった 芽生える、いたわるなどの細やかな日本語表現も駆使して、彰さんの人柄を絶賛するアンナさん。2カ月後には彰さんの誘いを受けて日本にやってきた。航空チケットは自分で用意し、4泊5日のホテル代は彰さんが予約して負担した。 「渡航費が自分持ちなのは安心感がありました。私はそれでも緊張していましたが、彰さんが東京をいろいろ案内してくれたんです」 この5日間も彰さんはアンナさんを口説くようなことはしなかった。それが敬意と優しさを重視するアンナさんにとっては大きな加点となり、ロシアに帰ってからは彰さんへの思慕の念がますます高まった。毎日の電話だけでは満たされなくなり、2カ月後に再び日本へ。今度は彰さんが住む神奈川県内で2週間過ごして結婚に至った。