木下優樹菜さん「子供だけはやめろ」「削除願います」と憤り 著名人の盗撮、どんな法的問題がある?
●こっそり撮影した芸能人の写真→SNSのアップで削除請求・損害賠償請求も
――肖像権の侵害が認められたら、どうなるのでしょう 芸能人が請求すれば、撮影データの削除やSNSにアップされた写真の削除、損害賠償が認められることになります。 しかし、芸能人を見て撮影したくなる気持ちはわからないでもないですが、断りなく撮影することは肖像権侵害になるということは覚えておくべきでしょう。マナー的にも、本人の了解を得てから撮影すべきといえます。
●ユッキーナの子どもの「盗撮」は問題?
――芸能人の子どもの場合はどのように判断されますか? 未成年者であっても肖像権があることは当然です。そして、芸能人の子どもでも、子どもは芸能人ではないわけで、それを勝手に撮影、SNSにアップするといった行為は基本的に肖像権侵害として判断されることになります。 【取材協力弁護士】 清水 陽平(しみず・ようへい)弁護士 インターネット上で行われる誹謗中傷の削除、投稿者の特定について注力しており、総務省の「発信者情報開示の在り方に関する研究会」(2020年)、「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」(2022~2023年) の構成員となった。主要著書として、「サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル第4版(弘文堂)」などがあり、マンガ・ドラマ「しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~」の法律監修を行っている。 事務所名 :法律事務所アルシエン 事務所URL:https://www.alcien.jp