次はどこへ? 契約満了になったJリーガー10人。JリーグMVPや元日本代表も
FW:渡邉千真 生年月日:1986年8月10日(37歳) 2023所属クラブ:松本山雅FC 2023リーグ戦成績:20試合2得点0アシスト 渡邉千真は名門・国見高校の出身で、早稲田大学に進学したのち、2009年に横浜F・マリノスでプロに。デビューシーズンに13ゴールを挙げて、Jリーグ新人王に選ばれた。2010年にはサッカー日本代表デビュー。その後はFC東京、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、横浜FCと、Jリーグの様々なクラブで活躍し、今年から松本山雅FCに加入していた。 類い稀なシュートセンスと、万能さで多くのゴールを決めてきた渡邉。キャリア初のJ3となった今季は、先発出場が6回で途中出場で14回と、短い時間のプレーが多く、リーグ戦のゴール数はキャリアワーストの2得点にとどまった。松本山雅FCは2023シーズンのJ3を9位で終えており、1年で契約満了となっている。 これまでに新天地になり得るクラブの噂は聞こえてこない渡邉。2021シーズンにJ1、22シーズンにJ2、23シーズンにJ3ときている。37歳のベテランは、どのような決断をするのだろうか。
MF:アルトゥール・カイキ 生年月日:1992年6月15日(31歳) 2023所属クラブ:鹿島アントラーズ 2023リーグ戦成績:13試合2得点0アシスト ブラジル人のアルトゥール・カイキは、2021シーズンから鹿島アントラーズでプレーしていたMF。Jリーグ1年目はコロナ禍で来日が遅れたこともあり、リーグ戦14試合の出場で5得点という成績だった。2年目は29試合に出て9得点と活躍したものの、2023シーズンはなかなか出場機会に恵まれず、13試合に出て2得点というさみしい結果に終わった。 カイキはフィジカルが強く、スピードもあり、鹿島の攻撃のオプションとなった。174cmと大柄ではないものの、身体能力とポジションセンスを活かして空中戦でも強さを発揮した。ピッチに立てば結果を残せる選手として、多くのファンに信頼されていた印象だ。 それでも、助っ人外国人には主力としてピッチに立って欲しいというのがクラブ側の願いだろうか。契約満了で退団が決まっている。 カイキの妻は日系三世。クラブ公式サイトのインタビューで「『日本からオファーがあればいいのに』と家族で話していた。その直後に、アントラーズからのオファーが届いたのでビックリしたし、大きなサプライズだった」と述べ、Jリーグでのプレーが夢だったと話していた。