次はどこへ? 契約満了になったJリーガー10人。JリーグMVPや元日本代表も
FW:都倉賢 生年月日:1986年6月16日(37歳) 2023所属クラブ:V・ファーレン長崎 2023リーグ戦成績:22試合1得点1アシスト 都倉賢は、2005年に川崎フロンターレでプロデビュー。ザスパクサツ群馬在籍時の2009シーズンのJ2では、セレッソ大阪の香川真司に次ぐ得点ランク2位となる23得点を挙げた。 2014年から18年にかけて在籍した北海道コンサドーレ札幌では、171試合に出て67ゴールを記録するなど活躍。19年から2シーズンにわたってセレッソ大阪でプレーしたあと、2021シーズンにV・ファーレン長崎に加入した。1年目は37試合で7得点5アシスト、2年目は27試合で3得点4アシスト、3年目の今年は22試合で1得点2アシストと、年を追うことに出場時間も得点数も減少していき、187cm・80kgというフィジカルを武器に前線で身体を張る都倉の姿を見る時間は少なくなっていった。 長崎から契約満了が発表された際のコメントで都倉は、クラブへの感謝を伝えると同時に、「引き続きチャレンジ精神を持って、誰よりも自分のことを自分が信じて、これからも大好きなサッカーを続けていきたいと思っています」と述べ、現役を続ける意思を明言。実際、日本プロサッカー選手会が実施しているトライアウトにも参加しており、次のクラブを探している。
MF:神谷優太 生年月日:1997年4月24日(26歳) 2023所属クラブ:清水エスパルス 2023リーグ戦成績:22試合3得点3アシスト 東京ヴェルディの下部組織で育った神谷優太は、高校2年時に青森山田高校に編入し、2016年に湘南ベルマーレでプロデビュー。2017年には最終的に落選したものの、U-20ワールドカップに出場するU-20サッカー日本代表の候補にもなった。 2020年から所属した柏レイソルでは、デビューシーズン以来となるJ1でのプレーを経験。その後、2022シーズンに清水エスパルスに加入した。しかし、期待されたほどの活躍はできず、1年目はJ2降格を経験。今季は昇格プレーオフ末にJ1復帰を逃す悔しいシーズンとなった。 神谷はプレーオフ決勝の東京V戦に83分から途中出場。1点リードという状況で投入され、時間を使うというタスクをこなそうとしたものの、これが裏目に出てしまった。アディショナルタイムに神谷がボールを奪われたところから速攻を浴び、同点弾となるPK献上につながってしまった。その後、PK戦で清水が昇格を逃したことは、悔いが残っているかもしれない。 クラブからの契約満了発表の中で神谷は「清水でJ1昇格し、皆さんとたくさんの喜びを分かちあいたかったです。それが叶わない現実をすごく残念に思っています」とコメントしていた。