「貯蓄額500万円」の単身者が20年後「サイドFIRE」に向けてやるべき3つのこと
投資が浸透してきている昨今、若いうちから資産運用を行って老後に備えておこうという考え方が広がっています。 ◆【資産形成シミュレーション】目標額2625万円:20年間×年4%の積立投資 中でも、資産運用による運用益と労働収入の2つで生活費を賄う「サイドFIRE」という考え方が注目を集めています。 そこで今回は、サイドFIREの概要について紹介しながら、「貯蓄額500万円」の単身者が20年後にサイドFIREを達成するためにやるべきことを詳しく解説していきます。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
サイドFIREとは
サイドFIREとは、生活費をすべて資産運用によって確保するのではなく、「投資(不労所得)」と「労働収入」を組み合わせることで退職後の生活費を確保する方法のことを言います。 ここで言う労働とは、アルバイトやフリーランスなど、人によってその形はさまざま。 労働収入が継続的にプラスされることから、投資による資産形成の目標額を低めに設定できるというメリットがあります。 ●サイドFIREの概要 そもそもFIREとは、経済的自立「Financial Independence」と、早期退職「Retire Early」の頭文字を取って生み出された言葉です。 発祥はアメリカで、早い段階からリタイアした後の生活費をカバーできるような貯蓄を行い、資産運用による収益を得ながら経済的自立を目指すことを言います。 資産運用を前提とせずに早期退職をする場合、リタイア後はその時にある貯金を取り崩しながら生活費を賄うことになるため、それをすべてカバーできるだけの多額の貯金が必要とされていました。しかし、実際、これだけの蓄えを達成するのは容易ではないでしょう。 一方で、FIREの場合、多額の出費が頻繁にあるような生活スタイルでない限り、莫大な貯蓄がなくても実現することが可能です。 長時間労働などから解放され、ストレスフリーな形でより多くの時間を趣味などに費やせるようになるという特徴があります。