第1ステージでスタートする選手

　国内外の高校生が競う自転車ロードレース「ツアー・オブ・九州2024」（九州自転車競技連盟共催、名鉄観光、福岡トランスなど協賛）が17日、熊本県湯前町で開幕した。初日の第1ステージは湯前グリーンパレスを発着点に、7・7キロのコースを周回する107・8キロで行われた。　 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 　中国地域選抜の村瀬琶音（岡山・水島工1年）が2時間39分1秒で制した。2位に同チームの桑原悠（広島城北2年）が入った。九州勢は、5位に九州選抜の内田樂（鹿児島・南大隅2年）、8位に熊本・九州学院2年の岩﨑太誠が入賞した。村瀬は「7月のインターハイ個人種目で優勝できず、この大会にかけている。逃げ集団にメンバーが残っていたので、勝てると確信した」とチーム戦の勝利に喜んだ。 　大会は、ジュニア競技者の強化、サイクルスポーツの普及・発展と、開催地の災害復興、国際交流を通してグローバルな人材を育成することを目的として、今年で4回目の開催。韓国、シンガポールの海外チームを含め、全国から高校、地域選抜の計20チーム118人が参加している。 　18日の第2ステージは熊本県人吉市で42・5キロ、19日の第3ステージは大分県日田市のオートポリスで103・4キロ、20日の最終第4ステージは熊本県大津町のHSR九州で70・5キロ。4日間で総距離324・2キロを駆け抜ける。 　各ステージの合計タイムとポイントで競った個人総合優勝、スプリント賞、山岳ポイント賞、団体総合優勝を表彰する。