第93回選抜高校野球 中京大中京、きょう準々決勝 対策練りチーム一丸 /愛知
<センバツ高校野球> ◇雨天順延、室内練習で調整 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)第9日の29日、中京大中京は4強入りを懸けて、準々決勝第4試合で東海大菅生(東京)と戦う。中京大中京は2回戦での勝利で、センバツ勝利数を57に伸ばし、単独1位となった。28日は、雨天のため試合が1日延期されたため、室内練習で調整した。試合を前に、高橋源一郎監督と原尚輝主将(3年)に意気込みを聞いた。【酒井志帆】 チームはこの日、阪神甲子園球場の室内練習場で約2時間、バッティングなどで体を動かした。2回戦までに241球を投げているエースの畔柳亨丞(3年)を除き、4人の投手が投球練習。高橋監督が状態を確認したほか、野手がバッティングやバントの練習を行った。練習後、オンラインで取材に応じた高橋監督は「多少選手は疲れがあると思うが、順延がコンディションを整えるうえで非常にいい方向に進んでいる」と話した。 勝ち進めば1週間で4試合とタイトな日程に加え、球数制限(1週間500球以内)も考慮しなければならないが、「一戦必勝と考え、制限内で畔柳がいけるところまで、ある程度は試合を任せていきたい」と高橋監督。また、対戦校の東海大菅生については「エースの本田峻也投手を中心にさまざまな投手がそろい、強打のイメージもある」と評し、「攻守にわたって全国レベルのチームに、自分たちがどういった力を出すか対策を練りたい」と話した。 28日の2回戦は15安打15得点と快進撃を見せた。原主将は「前回同様足を絡めながら相手投手をチーム一丸となって崩したい。自分たちの野球ができれば」と意気込んだ。