さいたまの「与野七福神仮装パレード」が40周年 七福神巡り開運祈る
「与野七福神仮装パレード」が1月3日、さいたま市中央区で行われた。(大宮経済新聞) 【写真】一山神社で参拝する七福神 毎年元日から1月3日まで行う「与野七福神めぐり」は、開運・諸願成就・健康増進にご利益がある七福神を祭る与野の寺社を回り新年の開運を祈るもので、今年で40周年を迎えた。期間中、区内各寺社で販売する専用の色紙(1,000円)に記念の押印(1カ所100円)を集めて回ることができるほか、7寺社押印済みの色紙(2,000円)も各寺社で授与される。最終日の3日には公募で選ばれた中央区民が七福神に扮(ふん)する同パレードが行われた。 今回七福神に選ばれたのは、野村あおいさん(福禄寿)、林賢次さん(布袋尊)、福田将也さん(毘沙門天)、宮崎咲子さん(寿老人)、宮下真美さん(弁財天)、矢島昭男さん(恵比須神)、行武善晴さん(大黒天)で、10~70代の幅広い世代が集まった。野村さんは「小さな頃から親しんだ神様に扮するのが夢だったのでうれしい」、福田さんは「仕事で地方に住んでいると地元与野の良さを改めて実感する。与野の活性化に一役買えて光栄」と、それぞれ意気込みを話した。 11時30分に上町氷川神社でのおはらいを済ませてから始まった同パレードは先達(せんだち)役の加藤福寿さん・矢吹友男さんと上峰囃子(はやし)連、ボーイスカウトが先導し、一山神社、天祖神社、御嶽社、円乗院、円福寺、鈴谷大堂の順に約3時間かけて回った。御嶽社では式典が行われ、北里大介区長ら来賓がパレードの40周年と新年を祝福するスピーチを行ったほか、七福神が集まった参拝客に御宝銭(ごほうせん)を配った。 実行委員会会長を務める岩崎道行さんは「開始当初から関わってきたこのイベントが、多くの人に支えられて老若男女問わず地元の方々に親しまれるイベントになってうれしい」と話す。親子3世代で円乗院へ参拝しに来ていた中央区在住の40代女性は「にぎやかなおはやしの中で父母と子どもたちに神様を見せてあげられて良かった。1年分の福をもらえたような気分」と話していた。 与野本町通り沿いの大木屋(さいたま市中央区本町西1)で1月下旬まで、押印済みの色紙を授与する。受付時間は9時~17時。
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