阿炎、新大関大の里を撃破 「体が勝手に」豪快すくい投げで1敗守る【大相撲九州場所】
◇13日 大相撲九州場所4日目(福岡国際センター) 5場所ぶりに平幕へ陥落した阿炎だが、そこは実力者。新大関大の里を豪快なすくい投げで沈めて1敗を守った。素早い立ち合いから右のど輪で相手の上体を起こすと、右へ回り込みながら右を差す。流れるような動きで最後に投げを決めた。 独特な距離、リズムで新大関を撃破。突き押しが型となるが、「体が勝手に。稽古でも右四つの練習をしている。それが出た。先代の親方(元関脇寺尾)も右四つできてたから」と習得に励んだ成果がここで出た。 2年前の九州場所は貴景勝、高安とのともえ戦を制し初優勝を飾った縁起のいい場所だ。「どうなんでしょうかね。別に悪い場所ってないので。いつも通り」。淡々と白星を積み重ねていく。
中日スポーツ