中学生テニスの頂点を目指す大会。緊張の初戦をクリアした第１シードの島村は２回戦では「自分のテニス」で試合を進めベスト８入りを果たした。写真：スマッシュ編集部

　団体と個人に分かれて中学生テニスの頂点を懸けて戦う「全国中学生テニス選手権大会」（団体戦８月18日～19日、個人戦８月20日～21日／富山県・岩瀬スポーツ公園テニスコート）。今年で第51回を迎えた伝統の大会は20日、男女個人戦のシングルスとダブルス各１・２回戦が行なわれた。 【画像】2024年度全国中学生テニス選手権大会スナップ集 　シングルス32ドロー、ダブルス16ドローで実施される個人戦は全て１セットマッチ（６ゲームズオール、７ポイントタイブレーク）。短期決戦を勝ち抜くには優れたスキルはもちろんだが、暑さに負けないスタミナや高い集中力も求められる。 　女子シングルスは第１シードの島村桜良と第２シードの島田菜帆がともに順当に勝ち上がりベスト８入り。２試合を終えた島村は「初戦は全国大会ということもあり結構緊張して硬くなってしまいました」と振り返るが、２回戦では自身が得意とするコートを広く使う展開からポイントを連取して快勝。「自分のテニスができたと思います」と笑顔で振り返った。 　また、先の全国選抜ジュニアでともに16強入りを果たしている２年生の西脇美結と坂田芽優も、上級生を相手に躍動。勝利を収めてベスト８進出を果たしている。 　個人戦の主な結果は以下の通り。 　 【女子シングルス１回戦結果】 島村桜良③（埼玉・川口市立十二月田）[1] 〇6-3●長谷川良菜①（愛知・一宮市立中部） 畑佐翠里③（京都・宇治市立宇治）〇6-3●宮腰咲希③（富山・富山大学教育学部附属）　 樽床風音③（岡山・岡山市立岡山中央）〇6-3●永田セイラ③（千葉・千葉大学教育学部附属） 北岡美空③（大阪・泉佐野市立佐野）[5-8]〇6-2●山田悠乃③（東京・サレジアン国際学園） 西脇美結②（大阪・富田林市立葛城）[3-4]〇6-1●天野陽葵②（東京・明星） 行方ゆな②（北海道・札幌市立新琴似）〇6-4●柴山那奈②（広島・山陽女学園） 福田いまり③（静岡・掛川市立東）〇6-2●伊達あおば①（大阪・浪速） 伊東来春③（福岡・福岡市立花畑）[5-8]〇6-3●杉山仁菜③（神奈川・相模原市立上鶴間） 佐藤怜①（兵庫・川西市立清和台）〇6-4●平田里帆③（広島・英数学館）[5-8] 坂田芽優②（東京・富士見丘）〇6-4●西川桃絆③（香川・高松市立桜町） 大西瑠歌③（兵庫・明石市立二見）〇6-1●大村和花子①（岩手・雫石町立雫石） 服部天寧③（三重・四日市市立大池）[3-4]〇6-0●渡邉りさ③（東京・八王子市立南大沢） 吉澤小夏③（滋賀・立命館守山）〇6-4●中原萌③（愛媛・松山市立勝山）[5-8]　 高木絢音③（神奈川・秦野市立南）〇6-4●藤山羽優③（広島・山陽女学園） 田嶋愛由奈③（佐賀・唐津市立第一）〇6-1●古屋虹花②（石川・金沢大学人間社会学域学校教育学類附属） 島田菜帆③（神奈川・横浜市立戸塚）[2]〇6-2●樽谷花奈実③（和歌山・和歌山市立有功） 【女子シングルス２回戦結果】 島村桜良③[1] 〇6-1●畑佐翠里③ 北岡美空③[5-8]〇6-2●樽床風音③ 西脇美結②[3-4]〇6-4●行方ゆな② 伊東来春③[5-8]〇7-6(4)●福田いまり③ 坂田芽優②〇6-1●佐藤怜① 服部天寧③[3-4]〇6-0●大西瑠歌③ 吉澤小夏③〇6-4●高木絢音③ 島田菜帆③[2]〇6-4●田嶋愛由奈③ 名前の後の丸数字は学年、[ ]内の数字はシード番号 取材・文●小松崎弘（スマッシュ編集部）