オランダ首都でデモ禁止令、イスラエルのサッカーファンへの暴力受け
(CNN) オランダの首都アムステルダムが3日間のデモ禁止を発表した。同市ではイスラエルのサッカーファンが暴力に巻き込まれて負傷する事件が起きており、当局は反ユダヤ主義による暴力だとして非難した。 アムステルダムでは7日夜、イスラエルのマッカビ・テルアビブとオランダのアヤックスとの試合があり、その後、暴力事件が起きていた。オランダ警察は複数の事案について大規模な捜査を開始したと明らかにした。 アムステルダムのハルセマ市長は、スクーターに乗った犯罪者が市内でマッカビのファンを探して、襲撃し、逃走したと述べた。 アムステルダム当局は8日午前、負傷したイスラエルのサッカーファン5人が退院したと明らかにした。20人から30人が軽傷を負ったという。警察によれば、計63人を逮捕し、10人を勾留している。 アムステルダム市では今回の暴力事件を受けて追加の安全対策を実施した。8日から10日にわたり市内での抗議デモを禁止したほか、配置する警官の人数を増やした。