「9週間後には自由に交渉が可能」リヴァプール首位浮上も、サラーら3選手の将来はさらに重要に?
リヴァプールの主力3選手の重要性について、イギリス『BBC』のエムリン・ベグリー記者が分析している。 【順位表:プレミアリーグ】リヴァプールが首位浮上! 2日に行われたプレミアリーグ第10節で、ブライトンと対戦したリヴァプール。本拠地アンフィールドでの一戦だったが、14分に先制を許すなど前半は苦しい展開に。それでも69分、コーディ・ガクポが同点弾を奪うと、その3分後にはモハメド・サラーが豪快な一撃を叩き込み、2-1で逆転勝利を収めた。 この勝利が今季プレミアリーグ8勝目(1分け1敗)となり、マンチェスター・シティ(勝ち点23)をかわして首位に立ったリヴァプール(勝ち点25)。そしてベグリー記者は試合後、「リヴァプール夢のようなスタート。しかし、3人の将来は依然として重要だ」とし、以下のように綴っている。 「リヴァプールはプレミアリーグの首位に立ったが、契約交渉がうまくいかなければ何を失うかをタイムリーに感じさせている。サラー、フィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルド……彼らは近年の成功の要だったが、9週間後には全員が他クラブと自由に交渉が可能になり、フリーで退団する可能性すらある。この3人は、現行契約が今シーズン限りで満了する状況だ」 そして『BBC』は、3選手がピッチに立った際の勝率に注目。2018年1月にファン・ダイクが加入して以降、同時にピッチに立ったのは全体の59%に過ぎないようだが、221試合中154試合に勝利しているという。一緒にプレーした場合の勝率は「70%」であり、逆に3人が揃わないと勝率は「59%」まで下がるようだ。またリヴァプールは、ファン・ダイクの加入以降で3度チャンピオンズリーグ決勝に進み、1回優勝。プレミアリーグ制覇に加え、FAカップとリーグカップを2回ずつ制している。 なお、イングランド代表OBマイカー・リチャーズ氏は『BBC』で「サラーと契約しないと。2年契約が絶対だ。彼はゴールを奪ったり、重要な場面に絡むために、良いプレーを必要としないんだ。それが優秀な選手とトップ選手の違いだよ」とコメント。またリヴァプールOBジェイミー・キャラガー氏も、「GKアリソンに並び、最も影響力のある3人だ。彼らはレジェンド的な選手でもある。今季チームが上手くいっているのは、おそらく彼らのおかげだ」と手放しで褒め称えた。