張本智和が男子シングルス初V！妹・美和は決勝で敗れて女子シングルスは準Vに終わるも堂々の戦いぶり（アジア選手権／個人戦 結果まとめ）
第27回ITTF-アジア卓球選手権大会（10月7日～10月13日／カザフスタン・アスタナ）が行われ、男子シングルスで張本智和（智和企画）、女子ダブルスで大藤沙月／横井咲桜（ミキハウス）が優勝。 【結果速報】『第27回ITTF-アジア卓球選手権大会2024』10月7日（月）～13日（日）開催！ 女子団体と合わせて、今大会は7種目中3種目を日本勢が制する結果となった。
団体戦では振るわなかった張本智和だったが、男子シングルスで大爆発。 強豪を連破して勝ち上がると決勝では前回の対戦で敗れている中国の次世代エース、林詩棟と激突。 第1ゲームを逆転で奪うと、強気の姿勢を崩さず3-1で勝利。 同種目では1974年大会の長谷川信彦以来となる50年ぶりの日本人王者が誕生した。
またパリ五輪日本代表の篠塚大登（愛知工業大学）もベスト4入り。 女子シングルスでは、女子団体優勝の立役者、16歳の張本美和（木下グループ）が大躍進。 準々決勝では世界ランク6位の陳幸同（中国）を撃破し、今大会は団体戦と合わせて中国の主力から3勝をあげた。 決勝はパリ五輪混合ダブルス銀メダリストのキム・クムヨン（北朝鮮）の異質プレーに屈し、史上初の兄妹同時優勝はならなかったが、団体戦に続き堂々たる戦いぶりを見せた。 また準決勝で張本に敗れた伊藤美誠が銅メダルを獲得。
女子ダブルス決勝は大藤沙月／横井咲桜対張本美和／木原美悠（木下グループ）の日本人対決となり、フルゲームの末に大藤／横井が初優勝。 アジア選手権が現在の形になった1972年以降では初の快挙となった。 また男子ダブルスでは準々決勝で中国ペアを下した戸上隼輔（井村屋グループ）／ 篠塚大登（愛知工業大学）が準決勝進出を果たした。
【各種目結果】 ●男子シングルス 優勝：張本智和（智和企画） 準優勝：林詩棟（中国） 3位：篠塚大登（愛知工業大学）、オ・ジュンソン（韓国） ●女子シングルス 優勝：キム・クムヨン（北朝鮮） 準優勝：張本美和（木下グループ） 3位：伊藤美誠（スターツ）、杜凱栞（香港） ●男子ダブルス 優勝：イム・ジョンフン／アン・ジェヒョン（韓国） 準優勝：パン・コーエン／クエック（シンガポール） 3位： 戸上隼輔（井村屋グループ）／ 篠塚大登（愛知工業大学）、チューン／ウォン（マレーシア） ●女子ダブルス 優勝：大藤沙月／横井咲桜（ミキハウス） 準優勝：張本美和／木原美悠（木下グループ） 3位：蒯曼／陳幸同（中国）、A.ムカルジー／S.ムカルジー（インド） ●混合ダブルス 優勝：林詩棟／蒯曼（中国） 準優勝：リ・ジョンシク／キム・クムヨン（北朝鮮） 3位：イム・ジョンフン／シン・ユビン（韓国）、ハム・ユソン／ピョン・ソンギョン（北朝鮮）
