日本テレビ社屋

　日本テレビの定例社長会見が30日、東京・汐留の同局で行われ、グループ会社である「HJホールディングス株式会社」が運営する動画配信サービス「Hulu」のドラマ撮影中に女優・山本美月と麻生祐未が負傷し救急搬送されたことを受け、石澤顕社長が「再発防止」を誓った。 　今月26日、Huluは「26日午前11時25分頃、HJホールディングス制作のオリジナルドラマの撮影中に照明機材が落下し、山本美月さん、麻生祐未さんの頭部に当たる事故が発生いたしました」と公式サイトを通じて発表。「速やかに救急を要請し、医療機関にて処置・診断を受けたところ、山本さんは頭部外傷、頭皮挫創で約1週間の通院加療、麻生さんは頚部挫傷、頭部外傷で約2週間の安静加療と診断を受けました」として謝罪した。 　石澤顕社長は、「一報段階から報告を受けている」とし、「詳細につきましてはHuluに聞いていただければ」と語るにとどめたが「日本グループの一員の制作ドラマの現場で事故が起きたので、再発防止についてしっかりと検討を進めなければいけない事案」と懸念。「何よりもけがをした山本美月様、麻生祐未様のお二方にお見舞申し上げるとともに、1日も早い回復をお祈りしています」と述べた。 　「Hulu」を運営するHJホールディングス株式会社は、2011年に日本でのサービスを開始し、2014年から日本テレビグループに加わった。