再送米国株式市場=反発、堅調な指標受け 大統領選の結果に注目
(表のレートを更新しました) Chuck Mikolajczak [ニューヨーク 5日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。堅調な経済指標を受け、幅広い銘柄に買いが入った。ただ、大接戦となる大統領選の結果を控え、週内はボラティリティーが高まる見通しだ。 この日発表された10月の供給管理協会(ISM)非製造業総合指数は56.0と、前月の54.9から上昇。主に雇用が好調だったことで押し上げられ、2年以上ぶりの高水準となった。 大統領選は世論調査で大接戦が示される中、勝者確定に数日かかる可能性がある。 多くの投資家が選挙の指標として注目する賭け市場では5日、共和党候補トランプ前大統領の勝利確率が改善した。 USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は、大統領選はかなり接戦で市場の値動きもタイトになっていると指摘。 「債券市場も株式市場も議会選を重視している。主な基本シナリオではねじれ議会が想定されているが、今回の選挙はどのような結果になるか分からず、それが課題だ」と語った。 S&P主要セクターでは工業が1.67%高、一般消費財が1.83%高と上げを主導。両セクターを含め5セクターが1%以上上昇した。 トランプ氏が立ち上げた交流サイト(SNS)を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは一時18.64%上昇した後、最大8.42%下落する場面もあった。ボラティリティーを理由に複数回にわたって売買停止となった。終値は1.16%安。 暗号資産(仮想通貨)関連株はビットコインの上昇に追随した。 データ解析企業パランティア・テクノロジーズは23.47%急伸し、過去最高値で引けた。通期売上高見通しの上方修正が3度目となったことが好感された。 ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.44対1の比率で上回った。ナスダックでも2.67対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は126億4000万株。直近20営業日の平均は117億7000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 42221.88 427.28 1.02 41835.49 42258.84 41766.96 前営業日終値 41794.6 ナスダック総合 1.43 18250.71 18449.68 18250.71 18439.17 259.19 前営業日終値 18179.98 S&P総合500種 5782.76 70.07 1.23 5722.43 5783.44 5722.1 前営業日終値 5712.69 ダウ輸送株20種 16571.91 284.04 1.74 ダウ公共株15種 1023.16 11.81 1.17 フィラデルフィア半導体 5053.32 79.33 1.59 VIX指数 20.45 -1.53 -6.96 S&P一般消費財 1637.75 29.38 1.83 S&P素材 588.95 1.16 0.2 S&P工業 1150.16 18.85 1.67 S&P主要消費財 869.49 5.96 0.69 S&P金融 776.38 7.57 0.98 S&P不動産 274.67 3.7 1.36 S&Pエネルギー 692.79 3.92 0.57 S&Pヘルスケア 1722.74 12.83 0.75 S&P通信サービス 320.24 3.15 0.99 S&P情報技術 4445.05 63.94 1.46 S&P公益事業 397.71 5.79 1.48 NYSE出来高 4.78億株 シカゴ日経先物12月限 ドル建て 39040 + 380 大阪比 シカゴ日経先物12月限 円建て 38970 + 310 大阪比