ボブ・ディランの若き⽇を描く映画『名もなき者』OST全曲配信スタート
ティモシー・シャラメが主演を務めるボブ・ディランの伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のオリジナル・サウンドトラック全23曲の配信がスタートした。 【画像】秘蔵写真で振り返る、1975年のボブ・ディラン 20世紀最⼤の詩⼈・パフォーマーでありながら、今なお現役ミュージシャンとして舞台に⽴ち続ける“⽣きる伝説”ボブ・ディランを演じるのはハリウッド新時代のスターとして頂点に⽴つティモシー・シャラメ。シャラメは全⾝全霊を込めて若き⽇のディランを完全再現し、そのビジュアルだけでなく、全ての歌唱シーンを吹⾃⾝の声で歌い上げる圧巻のパフォーマンスを劇中で披露する。予告映像でも流れる、ディラン初期の名曲「北国の少⼥」、2004年ローリングストーン誌「歴代最高の500曲」No.1 に選出された「ライク・ア・ローリング・ストーン」の吹き替なしのシャラメの歌声は既に世界中から絶賛されている。映画のタイトル“A Complete Unknown”は、「ライク・ア・ローリング・ストーン」の歌詞の1節。まさに”名もなき者“だった若きディランが、この歴史に残る名曲に至る、師や恋人との出会い、激動の時代の中で羽ばたいていく姿を象徴する重要な1曲。 映画のサウンドトラックについて、マンゴールド監督は次のようにコメントしている。「私にとって、この映画の作り方はひとつしかなかった。それは、演じるアーティストたちに魂からなりきるため、滲み出るような才能と野心(と覚悟!)を持ち合わた俳優を起用すること。そして、そのアーティストたちが歌を歌わなければならなかった、あの世界を描き出すため、私たちはそのパワーや美しさ、荘厳さを決して差し替えず、むしろ祝い、称えたんだ。」 1960年代初頭、後世に⼤きな影響を与えたニューヨークの⾳楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出⾝の⼀⼈の無名ミュージシャン=ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様⼦が描かる。ディランを演じたティモシー・シャラメのほか、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリーといった名優たちも出演し、2025年を揺るがす⼤注⽬作としてすでに話題沸騰中。 予告映像では、シャラメ演じるボブ・ディランが、故郷のミネソタを後にし、フォーク・ギター1本だけを抱え、ヒッチハイクでニューヨークへ降り⽴つ姿から映し出される。時は1961年、⽶ソ冷戦や公⺠権運動から若者⽂化の興隆など、社会・⽂化が⼤きく変わろうとする激動の時代の中で、何者でもなかった19歳の⼀⼈の⻘年は、様々な⼈々と出会い、魅⼒的なパフォーマンスと時代の⼼を掴んだ歌の数々で、⼀気にスターダムを駆け上がっていく。彼の存在は⼤きく時代を動かし、“フォーク界のプリンス”、“若者の代弁者”として時代の寵児となっていくディランだったが、その栄光の⽇々の影には、誰もが⼼を揺さぶられる苦悩も隠されていた…。⾼まる名声とは裏腹に、⾃分への周囲の期待と、本来の⾃分⾃⾝との軋轢に葛藤する彼の前に、運命は過酷な試練を与える。1965年7⽉25⽇、5⽇前に発表したばかりの新曲を携え向かった、ニューポート・フォーク・フェスティバルの舞台。ディランの⼿にはエレクトリック・ギターが握られていた。 映像内では、ボイド・ホルブルック演じるジョニー・キャッシュの姿も登場しており、アカデミー賞®ノミネートの名優で本作ではピート・シーガー役を演じるエドワード・ノートンや、当時のディランの恋⼈スージー・ロトロにインスパイアされたシルヴィ役を演じるエル・ファニング、「フォークの⼥神」ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロ、そして、スクート・マクネイリー、ダン・フォグラーら最⾼の共演陣が当時の熱気を再現する。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』などの⼤ヒットメーカーかつ、『フォード vs フェラーリ』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』などの名作を送り出してきた名匠ジェームズ・マンゴールド監督が、20世紀最⼤のカリスマ、ボブ・ディランの栄光と苦悩が折り重なる“伝説の原点”をいかにスクリーンに刻み込んだのか、世界中で期待が⾼まる本作。シャラメ⾃⾝もプロデューサーとして参加する全世界待望の映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2025年2⽉28⽇(⾦)より全国公開となる。 12月5日にボブ・ディラン自身がこの映画についてXへ以下の投稿をしている。 「もうすぐ公開される『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』という私についての映画がある。(なんてタイトルだろう!) ティモシー・シャラメが主役として出演する。ティミーは卓越した俳優だから、きっと完璧に信憑性のある私になっているに違いない。より若い私に。あるいは誰か別の私に。映画が基にしているのは、イライジャ・ウォルドが書いた「Dylan Goes Electric」 - 2015年に出た本だ。それは、あのニューポート・フォーク・フェスティバルでの大事件に至る60年代前半の出来事を見事に語り直したものだ。映画を観たあとに本も読んでみてほしい。」 (原文:There’s a movie about me opening soon called A Complete Unknown (what a title!). Timothee Chalamet is starring in the lead role. Timmy’s a brilliant actor so I’m sure he’s going to be completely believable as me. Or a younger me. Or some other me. The film’s taken from Elijah Wald’s Dylan Goes Electric – a book that came out in 2015. It’s a fantastic retelling of events from the early ‘60s that led up to the fiasco at Newport. After you’ve seen the movie read the book.) <作品情報> ジェームズ・マンゴールド監督作品 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 ティモシー・シャラメ主演、音楽シーンを、時代を永遠に変えた、ボブ・ディラン激動の5年間を描く、全世界待望の超話題作。 2025年2月28日(金) TOHOシネマズ日比谷ほかにて拡大ロードショー 配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2024 Searchlight Pictures. 映画公式: <リリース情報> 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』オリジナル・サウンドトラック デジタル配信中 2025年1月24日アナログ輸入盤発売/日本語帯・解説付1.5仕様2月26日発売予定 2025年2月28日国内盤CD発売予定 =収録曲= 1. Highway 61 Revisited - Timothee Chalamet 追憶のハイウェイ61 (ティモシー・シャラメ) 2. Mr. Tambourine Man – Timothee Chalamet ミスター・タンブリン・マン(ティモシー・シャラメ) 3. I Was Young When I Left Home – Timothee Chalamet アイ・ワズ・ヤング・ホエン・アイ・レフト・ホーム (ティモシー・シャラメ) 4. Girl From The North Country - Timothee Chalamet, Monica Barbaro 北国の少女(ティモシー・シャラメ&モニカ・バルバロ) 5. Silver Dagger – Monica Barbaro 銀の剣(モニカ・バルバロ) 6. A Hard Rain’s A Gonna Fall - Timothee Chalamet はげしい雨が降る (ティモシー・シャラメ) 7. Wimoweh – Ed Norton ウィモエ(エドワード・ノートン) 8. House Of The Rising Sun – Monica Barbaro 朝日のあたる家 (モニカ・バルバロ) 9. Folsom Prison Blues – BoydHolbrook フォルサム・プリズン・ブルース(ボイド・ホルブルック) 10. Don’t Think Twice, It’s Alright - Timothee Chalamet, Monica Barbaro くよくよするなよ(ティモシー・シャラメ、モニカ・バルバロ) 11. Masters Of War - Timothee Chalamet 戦争の親玉(ティモシー・シャラメ) 12. Blowin’ In The Wind - Timothee Chalamet, Monica Barbaro 風に吹かれて(ティモシー・シャラメ、モニカ・バルバロ) 13. Subterranean Homesick Blues - Timothee Chalamet サブタレニアン・ホームシック・ブルース (ティモシー・シャラメ) 14. Big River – Boyd Holbrook ビッグ・リヴァー(ボイド・ホルブルック) 15. The Times They Are A-Changin - Timothee Chalamet 時代は変る(ティモシー・シャラメ) 16. When The Ship Come In - Timothee Chalamet, Ed Norton 船が入ってくるとき(ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン) 17. There But For The Fortune – Monica Barbaro ゼア・バット・フォー・ザ・フォーチュン(モニカ・バルバロ) 18. It Ain’t Me Babe - Timothee Chalamet, Monica Barbaro 悲しきベイブ(ティモシー・シャラメ、モニカ・バルバロ) 19. Maggie’s Farm – Newport ’65 version - Timothee Chalamet マギーズ・ファームーニューポート’65ヴァージョン(ティモシー・シャラメ) 20. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry - Timothee Chalamet 悲しみは果てしなく (ティモシー・シャラメ) 21. Like A Rolling Stone – Newport ’65 version - Timothee Chalamet ライク・ア・ローリング・ストーン(ティモシー・シャラメ) 22. It’s All Over Now, Baby Blue - Timothee Chalamet イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー(ティモシー・シャラメ) 23. Song To Woody - Timothee Chalamet ウディに捧げる歌(ティモシー・シャラメ)
Rolling Stone Japan 編集部