いつも外食先で白米ではなく「麦ごはん」を選ぶ妻。白米より価格が高いですが、本当に「健康によい」のでしょうか?
麦ごはんに含まれる大麦は栄養豊富な食品
麦ごはんに含まれる大麦は栄養豊富で、食べることで健康にいい効果も期待できる食品といえます。 大麦には、食後の血糖値の上昇が穏やかという特徴があり、血糖値の上昇は通常の炊飯米に比べ2分の1程度になります。これは、大麦に含まれる糖質が少ないためです。最近は健康のために糖質制限をしている方もいらっしゃいますが、そのような方にとって大麦はうれしい食品といえるでしょう。 さらに、大麦にはビタミンと食物繊維が豊富に含まれています。 特に食物繊維は豊富に含まれており、玄米の約3倍、白米の約20倍にもなります。食物繊維が多い食品といえば「ごぼう」を思い浮かべる方も多いかもしれません。実は大麦はごぼうよりも食物繊維が多い食品なのです。 大麦に含まれる食物繊維には、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維には「血中コレステロールを正常化」「内臓脂肪の低減」「満腹感の持続」といったさまざまな作用があります。 このように、大麦には健康にいい成分が豊富に含まれているのです。
麦ごはんは健康増進が期待できる栄養が含まれた食品
麦ごはんは昔から日本人に好んで食べられていましたが「貧乏食」という印象が付いてしまったこともあり、食べる人が少なくなっていきました。しかし現在、大麦の価格が高くなったため、麦ごはんの方が白米よりも価格は高くなっています。 麦ごはんに含まれる大麦は、ビタミンや食物繊維を豊富に含んでおり、栄養豊富な食品といえます。 栄養が偏らないよう、食事はバランスよく摂ることが大切ですが「コレステロールが高い」「内臓脂肪が多い」といったお悩みがある方は、麦ごはんも摂取するといいでしょう。 出典 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 大麦の機能性と活用・利用拡大について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部