【チャンピオンズC馬体診断】セラフィックコール
「チャンピオンズC・G1」(12月1日、中京) 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~C評価しました。週末の予想にお役立てください。 【写真集】チャンピオンになるのは?チャンピオンズC出走馬の馬体をチェック 【セラフィックコール B】 約3カ月ぶりだった帝王賞(8着)から5カ月ぶりに出走してきた。がっちりとしたダート馬らしい馬体をしており、上腕の筋肉の発達が素晴らしい。4歳になってキ甲(※1)も抜けてきて、大人の体つきになった。休み明けになるが、前走時に530キロ超だった馬体も引き締まった。光量があるとはいえ毛ヅヤが輝いており、体調としても良好と言える。ダート1800メートルは適距離で、下腿に血管も見えており状態は良好だろう。あとはあばらが見えてくれば完璧と言えそうだ。 (馬サブロー栗東・竹原伸介) 〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F80秒8-36秒0-11秒4(一杯)を記録。ランランガール(3歳1勝クラス)を6Fで7馬身追走し、直線で並び掛けると最後は3馬身半先着した。軽快なフットワークが目を引き、乗り込みも十分。馬体に太め感はなく、当週のひと追いで態勢は整うだろう。 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。