「チケ代は実質0円」"重課金アイドルオタク"イラストレーターえるたまさんの、「ライブがないと死んじゃう」日常とは。
30代の推し活は気が楽
でも、今のような推し活スタイルが安定したのは30代になってから。20代の頃はつらいこともあったといいます。
えるたまさん自身は推しに本気で恋することはなく、あくまでエンタメとして楽しんでいるそうですが、周りの友達には、20代のうちは推しに恋愛感情を抱く人、本当に推しと付き合う人もいたのだとか。
「20代は、そんな周りのモヤモヤした感じの空気感がつらかったこともありました。30代になったら推しがみんな年下なので、いい距離感ができて気が楽になりました。学校の先生も年上だから距離があるじゃないですか。それと同じですね」
そんなえるたまさんにとっての「理想の推し活」が、作品に登場する、タイBLドラマ俳優を推すOさん。タイ語を学び、会社のタイ事業部に転勤を申請中という、アクティブなエピソードが紹介されています。
「推し活が人生にとって意味のあるものになってるじゃないですか。消費するだけじゃなくて、ちゃんと自分の中で消化して、お金も人生も無駄にしない推し方ですよね。 今の推し活は、財布が空っぽになるまで消費を煽られるパターンが多いので......。私もOさんみたいに、推して得たものを自分のプラスにしていくことができればなと思っています。 でも、私は今のところ、消費するためだけにお金を稼いでいる感じですかね。お金が出ていく先がなければ、できれば働きたくないので(笑)」
まさに十人十色の推し活。えるたまさんや作品に登場する人たちが、数年後どんな推し方をしているのか、ずっと変わらずまっしぐらなのか、とても気になります。 東京バーゲンマニア編集部 Written by: 馬場レオン