【MLB】プレミア12の注目8選手を米公式サイトが紹介 日本からは高橋宏斗が選出 日本時間10日開幕
日本時間11月10日から開幕(日本が所属するグループBは同13日開幕)するプレミア12に先駆けて、メジャーリーグ公式サイトのマイケル・クレア記者が注目の8選手を紹介。レイズの若手有望株でアメリカ代表のチャンドラー・シンプソンや、現在FAとなっているキューバ代表のヨアン・モンカダらが注目選手に挙げられるなか、日本代表からは2023年WBCにも出場した中日ドラゴンズの高橋宏斗投手が紹介されている クレア記者が最初に紹介しているシンプソンは、「MLBパイプライン」の若手有望株ランキングでチーム内4位の高評価を受ける23歳の外野手だ。最も注目されるのは「100点満点中120点」とも評される規格外のスピードで、今シーズンはマイナーA+級、AA級の2階級で110試合に出場し、なんと104盗塁をマーク。また、打撃面もマイナー3シーズンで1本塁打とパワーこそないものの、打率.355をマークするなどバットコントロールに優れ、四球数が三振数を上回るなど選球眼も安定している。 そして次に紹介されているのが高橋宏斗だ。22歳ながら12勝4敗、防御率1.38でイニングを上回る三振を奪ったスタッツが紹介されたほか、山本由伸(ドジャース)とともにトレーニングを行ったエピソードにも触れられている。日本代表は第1回大会に大谷翔平が出場したほか、第2回でも山本、鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)らが出場しているように、この大会を経由してメジャーの舞台に多くの選手を送り込んでいるだけに、アメリカから最も注目を受けているチームといっても過言ではないだろう。 続く3人目には日本代表と同じグループBからオーストラリア代表のトラビス・バザーナが紹介された。2024年ドラフト全体1位指名でガーディアンズに入ったばかりの22歳は、走攻守揃った期待の二塁手として注目されている。また、数年前から「1番・二塁手」としてオーストラリア代表の試合に出るというエピソードも紹介されており、念願をかなえた若手の活躍にも注目だ。 また、同じくグループBからは他にチャイニーズ・タイペイ代表でダイヤモンドバックスの若手有望株左腕リン・ユーミン、左股関節内転筋の負傷からの復帰をアピールしたいキューバ代表のモンカダ、20歳にして国内リーグでトリプルスリーを達成した韓国代表の三塁手キム・ドヨンが紹介されている。MLBの主力選手こそ不在ながら、注目の若手有望株や各国内での主力選手らが集まって真剣勝負を繰り広げる国際大会に注目が集まりそうだ。