ウルグアイ大統領選、左派の野党候補オルシ氏が勝利 決選投票で
Lucinda Elliott Sarah Morland [モンテビデオ 24日 ロイター] - ウルグアイ大統領選挙の決選投票が24日に実施され、中道左派・拡大戦線(FA)の野党候補ヤマンドゥ・オルシ氏(57)が勝利を確実にした。 開票率99%時点でオルシ氏の得票率は49.81%と、中道右派・国民党の与党候補アルバロ・デルガド氏の45.90%に差をつけた。 オルシ氏は首都モンテビデオで数千人の支持者を前に「私は国民的対話を何度も何度も呼びかける大統領になる」と勝利宣言。「自由と平等、そして友愛の国が再び勝利する。その道を歩み続けよう」と語った。 グーグルなどの企業を誘致したカネロネス県の知事を務めたオルシ氏は、ビジネスを脅かすような増税は避け、投資家の誘致、成長の促進、労働者の育成に注力すると公約。また、麻薬密売との闘いで欧州とより緊密に協力することや、刑務所制度への資金拡大も示唆している。 デルガド氏も敗北を認め、ラカジェポー大統領と共にオルシ氏の勝利に祝意を示し、政権移行を支援するとした。