【大学野球】渡辺憩、慶大では柳町達以来6人目の「1年春2発」…昨夏甲子園Vメンバーが早慶戦でも一発
◆東京六大学春季リーグ戦▽最終週第2日 早大12-2慶大(2日・神宮) 慶大にとって、秋への希望が見えた一打だった。スタメンマスクをかぶった昨夏甲子園の慶応Vメンバーで、ルーキーの渡辺憩が2点ビハインドの4回1死、今春リーグ戦2号となるソロを、慶大応援団が集う左翼席にたたきこんだ。 東京六大学野球リーグで1年生の春に2本塁打以上は、94年春に最多の3本塁打した高橋由伸(慶大・桐蔭学園)を始め、19年春の山田健太(立大・大阪桐蔭)以来、11人目。慶大では16年春の柳町達(慶応)以来、6人目となった。 渡辺憩は今春6試合に出場し、13打数7安打の打率5割3分8厘と高打率をマーク。堀井監督の期待に応えた。1年生では丸田湊斗や林純司、福井直睦らが貴重な経験を積んだ。鍛錬の夏を越え、彼らがさらにどんな成長を遂げるのか。そして、さらなる新戦力の台頭はあるのか。早慶戦の連敗をエネルギーに変え、逆襲に転じる“陸の王者”に期待したい。
報知新聞社