右腕153キロ・左腕159キロの衝撃...「極めて稀有な」スイッチ“ピッチャー”がMLBドラフトでマリナーズ入団!
MLBのドラフト会議が現地7月14日開かれ、シアトル・マリナーズは1巡目15位でミシシッピ州立大学2年生の投手ジュランジェロ・シンジャを指名。シンジャの投球スタイルに注目が集まっている。 【動画】衝撃のスイッチピッチャーシンジャのハイライトをチェック! MLB公式サイトではドラフト1巡目指名選手の詳細情報を紹介。シンジャについては「極めて稀有なスイッチピッチャーであるだけでなく、両腕を巧みに使いこなす能力も備えている。彼は左腕で時速95マイル(約153キロ)、右腕で時速99マイル(約159キロ)を記録しており、どちらでも三振を取る能力を持っている。彼はミシシッピ州立大の2年生として90と2/3イニングで113奪三振を記録し、2024年には防御率3.67を記録した」と称賛した。 また、大学時代は左打者に対して左腕、右打者に対して右腕で投げていた一方で、今年からは左打者に対して右腕で投げることが多くなったというが、マリナーズは両利きの道を進ませようと考えているという。 そして、同サイトではMLBのルールについても言及し、「投手は、登板開始前にどちらの手で投球するかを視覚的に示さなければならない。怪我をしない限り、打者が凡退するか、塁走者になるか、代打で交代するまで、もう一方の手で投球することは許されない」と規定しており、「投手は負傷した場合、反対側の手で登板することが許されるが、その後、残りの試合は負傷した手で投げることを禁じられる」としているという。 スイッチピッチャーとなると20世紀以降のMLBでは3人目。両腕とも150キロ台を叩き出しており、大学時代の成績もまずまず。今後の活躍に期待したい。 構成●THE DIGEST編集部
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