京都橘の185cmFW伊藤湊太がインパクト大の動き。シュート5本も無得点の2年生は「自分が点を取って戻ってきたい」
[12.28 選手権開幕戦 帝京高 2-1 京都橘高 国立] 「もうほんまに、またここに戻ってこれるように1年間努力して……また自分が点を取って戻ってきたいと思っています」。強烈なインパクトを残した2年生ストライカーは、初戦敗退。1年後、自らのゴールで選手権に戻ってくることを誓った。 【写真】なでしこDF北川ひかるが母と韓国旅行「とてつもなく美人」「モデル?」「アップ、めちゃカワ」 京都橘高FW伊藤湊太(2年=ガンバ大阪門真ジュニアユース出身)はこの日、両チーム最多のシュート5本。「抜け出して、左サイドからドリブル仕掛けてシュートとかが得意です」という伊藤は、前半から帝京高(東京B)の脅威になっていた。 スピードに乗ったドリブルで左サイドから仕掛けると、鋭い切り返しで相手のU-18日本代表CB{田所莉旺}}(3年)を翻弄。練習してきた武器を発揮し、シュートへ持ち込んだ。「(田所は)東京都予選の決勝見た感じ、裏があるかなと思ったんで、その裏を積極的に狙っていこうと狙っていました。(切り返しも)ずっと練習してて自分の得意分野なんで、上手くかわせたかなって感じです」。だが、後半に左中間を抜け出して放った左足シュートなど、ゴールネットを揺らすことができなかった。 「ほんまに練習不足で、決めてれば勝ってたのに決め切れないっていうところが、やっぱまだまだなのかなと思います。『やってやろう』『点決めたろう』っていう気持ちで臨んだんですけど、やっぱシュートのところがまだダメかなと思いました」 これまではSHとしてプレーしてきたが、FWへ転向。オフ・ザ・ボールの動き出しや前線から落ちてボールを受けるタイミングなど慣れない部分があったという。それでも、先輩たちに教えてもらいながら改善。「熱量が足りない」と自分に求めると同時に、優しく接してくれた先輩たちに恩返ししたかった。 この日の敗戦は絶対に忘れない。試合後、同点ヘッドを決めた左SB桐原惺琉(3年)から「来年、頑張れよ」と声がけされたという伊藤は、「勝つためには点が必要なんで。まずその大事な場面で点を取れる選手になっていこうと思います。今日みたいにドリブル活かしてシュートやったり、クロスからのヘディング合わせたり、色々な形で点を取れる選手になっていこうと思います」と宣言。来年、185cmのサイズとスピードを併せ持つストライカーは1年後、必ずこの舞台に戻ってきて、自分のゴールで京都橘を勝たせる。