「白ヘビ」の赤ちゃん10匹誕生 “金運の神”を一目見ようと1日300人 果たしてご利益は? 【福岡発】
2025年の干支は巳(み・ヘビ)。新年への準備が着々と進むなか、2025年のヘビ年を前に福岡・大川市の神社では、幸運の象徴とされる白ヘビの赤ちゃんが生まれ、話題となっている。 【画像】「白ヘビ」の赤ちゃん10匹誕生 “金運の神”を一目見ようと1日300人 果たしてご利益は? 【福岡発】
22年前に突然現れた白ヘビ
「健康になったような気分」と笑顔を見せるのは92歳の女性。「え!こんなに真っ白なんだ」と驚く人や「来年はいい年になるように」と話す人など、大川市の「三宝神社」を訪れる参拝客がこのところ後を絶たない。 約40年の歴史を持つ三宝神社。地元の家具会社の代表が自宅敷地内に開設した。樹木大明神、天照大神、白巳金神の「3つの宝」を祀っている。「白巳金神(はくみこんじん)」とは白ヘビのこと。白ヘビは、白化現象を起こしたヘビで、その希少性により日本各地で縁起のいい動物として信仰の対象となっている。インドでは金運を司る七福神のひとり「弁財天」の使いであるともいわれているのだ。 神社の境内の一角を覗くと…、いた。白ヘビだ。ガラス越しに目にした姿は、眼がくりくりとしていて、何とも可愛い。関係者によると白ヘビは、今から22年前に突然現れたという。 神社で飼育を担当している佐藤さとみさんは「神様が、私に授けて下さったものだと思って、大切に育ててきました。(白ヘビを見たとき?)わ~、幸せ下さった、と思いました」と当時を振り返る。
一度に10匹の赤ちゃんヘビが誕生
これまで白ヘビは5匹だったが、2024年9月に12個の卵から一度に10匹が誕生したのだ。佐藤さんは「毎年毎年、卵は産むけど、孵化するのが難しい。10匹も孵化するのは珍しいこと。初めてのこと。今まで1番多いので4個。だからもう10匹は涙が出た、嬉しくて」と話す。 特別に赤ちゃん白ヘビを飼育器から出してもらった。まだ20~30センチほどの手のひらに乗るほどのサイズだが「蛇は寸にして兆し現す」の言葉通り、口からチロチロと舌を伸ばす姿は、もう既に“一人前”の面影がある。
2025年はよい1年になりますように
この“奇跡の誕生”が話題となり、白ヘビを一目見ようと県の内外から、多い時で1日300人が訪れるほど。参拝客の誰もがご利益にあやかりたいようすだ。 「初めて見ました。いっぱいいて、すごく面白かったです」と話す人や「かわいい。思ったよりピンクっぽくて、幸せを運んできてくれそうな感じ。ここでいっぱい深呼吸して帰ろうかな」と話す人など、あまりの人気ぶりに境内には新しく社務所までもが建設され、「私だけではなくて、皆さんに幸せになってほしい」と佐藤さん手作りのお守りや御朱印も授与している。 2025年は巳年。幸運を授ける15匹の白ヘビが、良い1年を運んできてくれそうだ。 (テレビ西日本)
テレビ西日本