【高校野球】聖光学院が3年連続東北大会切符…初先発の4番・鈴木颯太が勝利呼び込む2点適時三塁打…福島県大会準決勝
◇高校野球春季福島県大会 ▽準決勝 聖光学院8-1学法石川=7回コールド=(25日・白河グリーンスタジアム) 東北6県で準決勝が行われ、勝利校が東北大会(6月14~18日・宮城)出場を決めた。福島は聖光学院が学法石川を8―1の7回コールドで下した。 聖光学院を3年連続17度目の東北大会へと導いたのは、この日初先発した4番、鈴木颯太内野手(3年)だ。1点をリードした3回、外角高めに来た直球を捉え、右越え2点適時三塁打。「バッティングの思い切りの良さ」を買って起用した斎藤智也監督の期待に応え、背番号20は「気負わずに思い切り振れました」とうなずいた。 冬場は上半身の改造に注力。タイヤを引く昭和が香るトレーニングやレスリング選手のような綱のぼりを繰り返した。体重は82キロから76キロに絞られたが、パワーアップには成功した。 投げては背番号11の高野結羽(3年)が7回3奪三振1失点の好投。武器とするスライダーが「いつもよりまとまっているな」と好感触をつかんでいた。帽子のツバの裏に書き込んだ文字は「仁王」。東北大会でもマウンド上でどっしり構え、強豪校と向かい合う。 (甲斐 毅彦) 〇…光南は磐城との公立校対決で14-7(7回コールド)。2年ぶり6度目の東北大会出場を決めた。4月に渋谷武史前監督から交代した大友研也監督は「受け継いだバトンを決勝まで持って来ることが私の役割だった」とホッとした様子。初回に一挙10得点の猛攻、2回にも4点追加したが、3回以降は磐城の猛追に苦しんだ。初回、打線に火を付け2打席連続安打の須藤颯歩主将(3年)は決勝へ「もっと貪欲にやっていきたい」と意気込んだ。
報知新聞社