グルマンたちが足しげく通った「ダルマット」がリニューアル。柔軟に楽しめる新たなコースを提案(東京・六本木)
おまかせのおつまみではマグロの目利きで有名な藤田水産のマグロを使用した逸品を提供。このマグロを使うため、2年かけて藤田水産と交渉したそうです。舌にまとわりつくようなイカのネットリした甘みと、ふんわりとろけるマグロの旨みと甘みの相性、わさび代わりのわさび菜のピリッとした辛み、米と炭のチップスのパリッとした食感がベストマッチしています。イカとマグロを合わせて食べる機会は普段あまりないと思いますが、マグロはイカを食べて成長しているので、マグロが食べる食材を合わせたらおいしくなると思い、合わせたそう。これまでになかった、目から鱗の一皿です。
アラカルトのおすすめは同店のスペシャリテでもある冷製パスタの中でも絶品と言われる「桃の冷製パスタ」1,650円で、極細のカッペリーニと合わせることで、フレッシュな桃の甘みをシンプルに堪能できます。フルーツとパスタと言えば「ダルマット」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。桃の季節を心待ちにするリピーターも続出しています。
「ひよこ豆とクルマエビのスープ」1,320円は、平井氏の修業先「ガンベロ・ロッソ」のスペシャリテ。「ガンベロ・ロッソ」は10年以上イタリアでNo.1レストランでしたが今は閉店してしまいました。このスープを味わえるのは同店だけ。貴重な食材であるキャビアのカラスミを使った「白身魚のペッシェクルードとキャビアのカラスミ」1,980円も是非味わって欲しい一皿。
料理と共に味わって欲しいワインは、イタリアとフランスのものを中心に50種類以上揃えていて、グラスワインは常時6種類を用意。 グラスで注文の場合、当日の状況によりおすすめのワインを案内してくれるので、気軽にスタッフに声をかけてみてください。
進化しつづける平井氏が総料理長を務める「P-MATTO」。独自の創意工夫が光るイタリアンを求めるグルマンたちですぐに人気になりそうですね。予約をするならオープン直後の今のうちが狙い目かもしれません。