富山県高岡市の国宝瑞龍寺、多言語対応の解説文用意 無料通信環境も
富山県高岡市関本町の国宝瑞龍寺はインバウンド(訪日客)の受け入れ態勢充実のため、多言語の解説文を用意した。境内の通信環境を整え、QRコードを読み込んでページにアクセスでき、10日は案内板を設置した。 広範囲対応型の機器を導入し、無料Wi-Fi(ワイファイ)環境を回廊の内側で提供できるよう整備。QRコードを記した案内板を山門、仏殿、法堂(はっとう)の3カ所に配置した。スマートフォンで読み込むと日本語、英語、中国語、韓国語で解説が表示される。 文章は同寺の歴史や建物について紹介。外国語講師の協力を得て、分かりやすく的確に伝わるよう訳した。四津谷道宏住職は「外国人を案内するガイドや通訳の人にも役立つと思う」と話す。