詐欺広告に実業家・前澤氏「怒っている」…政府に素早い“対策”訴え SNSの広告どう見極める?
日テレNEWS NNN
実業家の前澤友作氏と堀江貴文氏が自民党の会合に出席し、SNS上で著名人になりすまし、投資などを勧誘する“詐欺広告”への対策を求めました。「本当に怒っている」という前澤氏。いったい、どんな手口だったのか? また、被害額は1年間で約277億9000万円にのぼるという、SNS型投資詐欺。だまされないためには、どう見極めればよいのでしょうか。
■前澤氏…SNS詐欺広告に「本当に怒ってます」 政府に法的規制を急ぐよう求める
藤井貴彦キャスター 「10日、自民党本部で行われた会合には、自民党の議員らの中に、実業家の前澤友作さんや堀江貴文さんの姿がありました」 前澤友作 氏 「本当に怒ってます」 藤井キャスター 「さて、何に怒っているのかというと、実はこういった画像がSNSで流れているんです。前澤さんの写真とともに、『無料投資教室を開きました』と書かれていますが、これは詐欺の広告なんです」
藤井キャスター 「こうした著名人の顔写真を無断で使って、投資を呼びかける“詐欺広告”が増えていて、実際に被害が出ている、ということなんですね」 小栗泉 日本テレビ解説委員長 「そうなんです。実際に、zeroが街で聞いてみました。これはもちろん正式な世論調査ではないんですけれども、30人に聞いたところ、こうした著名人の詐欺広告を『見たことがある』と答えたのは23人、そして、まさにこの広告を見てもらったところ、半数の人が『詐欺だと思わなかった』と話したんです。 こうした事態に、前澤さんはこう話しています」 詐欺広告に写真を使われた 前澤友作 氏 「素早い対応を、ぜひお願いしたいと思います。実際に、もう詐欺被害に遭われてる方、たくさんいらっしゃいますので、本当に重大な問題だと思っています」
藤井キャスター 「詐欺を助長する広告に、自分たちの顔写真が使われて、自分たちの信用も損なわれているわけですから、本人たちもいわば被害者ということになりますよね」 小栗泉 日本テレビ解説委員長 「まさに、そうなんですね。それだけに、前澤さんらは、詐欺広告が散見されるFacebookやInstagramを運営する「Meta」に削除を求めているのですが、十分に対応が取られていないとしていて、プラットフォーム事業者に対する法的規制を急ぐよう、日本政府に求めたんです」