夏の風物詩「郡上おどり」を地元にも! “かすがい郡上踊り”で地域活性化 愛知県春日井市
“本場”郡上からも応援
かすがい郡上踊り当日。果たして人は集まるのでしょうか。皆目見当がつかないまま、準備を進めます。会場では郡上踊りのシンボル「踊り下駄」も販売。郡上のお店が来てくれました。 「昔(郡上に)住んでいて、めちゃくちゃ踊っていました。もう来てくれてうれしくて、うれしくて!」(参加者) お囃子と歌い手の舞台となる「屋形」は、郡上出身の下田勝さんの手作りです。 「もう81歳になった。やぐらは全部自分で作っている。これで4台目」(さわぎ会 下田勝さん) そして郡上から最も頼もしい味方が到着しました!「郡上おどり保存会」のみなさんです。 「郡上踊りに参加するひとりひとりが主役なんです。保存会としてもお囃子の手伝いをしてあげられるのは誇りに思う」(郡上おどり保存会 山田忠平会長)
本場とそっくりな雰囲気に
午後6時。すでに約100mの間を幾重にも踊りの輪が出来ていました。実行委員は踊り子たちの間をぬって右往左往です。 悠太さんはクレームの対応に追われています。 踊りの輪が乱れないように、保存会や踊りの常連が間にはいって統率をとります。 「人が多すぎてこちらへ(誘導した)」(山田有由未さん) メイン通りから脇道へ誘導して、混雑を和らげます。本場・郡上でも行なわれる工夫です。 有由未さんの父、勇さんは踊りの輪を眺めていました。 「郡上の街中で踊るのとそっくりです。錯覚するくらい。道幅から街の雰囲気から。とても素敵だと思います」(父・勇さん)
多くの人の応援に感謝
踊りは2時間で終了。地元はもちろん、市外からも多くのひとたちが駆け付け踊りを最後まで楽しみました。 「本当にこれだけの人が来てくれて、いろんな人が応援してくれて、感謝して泣きそうになりました。今は終わったので(妹に)よくやったと言ってあげたい」(兄・悠太さん) 「郡上おどりってこんなに愛されていて、一気に一体感が出てすごいなと思う。ここまでになるとは思っていなかった。すごいことをしたな。みんなで力を合わせるとすごいことが出来る」(山田有由未さん)