「子どものよう」な気持ち フォルラン氏が45歳でプロテニスデビューへ
【AFP=時事】サッカーウルグアイ代表やマンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ・マドリードなどでストライカーとして活躍したディエゴ・フォルラン氏(45)が、母国開催の大会でプロテニスデビューを果たすことになった。 【写真】ウルグアイ・オープンを控え、会見に臨むフォルラン氏 プロサッカー選手になる前からテニスをプレーしていたというフォルラン氏は、すでに国際テニス連盟(ITF)が主催する40歳以上のサーキットに参戦しているが、今回、10日から17日に母国の首都モンテビデオで開催されるチャレンジャー(下部ツアー)大会「ウルグアイ・オープン」にフェデリコ・コリアとのダブルスで出場し、プロデビューすることになった。 フォルラン氏は、子どもの頃にもプレーしていたコートで戦えることを喜び、「(テニスを)子どものように楽しめているし、プロ大会に出場できるのはギフトだ」とコメント。「これは贈り物だから、誰に対しても何も証明する必要はない。私は幼い頃からプレーしていたスポーツを楽しんでいるだけの元サッカー選手だ」と語った。 フォルラン氏はイングランド・プレミアリーグのユナイテッドでリーグ優勝を飾ると、スペイン1部リーグのアトレティコでは2度の得点王を獲得。2010年のW杯南アフリカ大会でも得点王と大会最優秀選手(MVP)に輝いてウルグアイ代表の4位に貢献し、2011年にはコパ・アメリカを制した。その後の2015年に代表から引退し、2019年に現役を退いた。 ピッチでの時間を「大いに楽しんだ」一方で、今は「テニスをすることの方が多い」と語るフォルラン氏は、「プロレベルでテニスをする機会があるとは全く想像していなかった」と明かした。 一方で、ウルグアイ・オープンはチャレンジャー大会ではあるが、国内最大の男子プロテニストーナメントであり、世界ランキング100位以内の選手も登場する。 そのためフォルラン氏は「最善の準備をしようとしているが、自分がプロのレベルに達していないことは明らかだ」とも認め、「ずっと楽しんできたスポーツではあるが、サッカーのときのように圧倒はできないだろう」とすると、最善を尽くして「いい時間を過ごしたい」と約束した。【翻訳編集】 AFPBB News