霧島、綱とりへ連続33番 「もっと取れた」と貫禄
大相撲初場所(14日初日・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関霧島が10日、東京都墨田区の時津風部屋へ出稽古し、同じく出稽古の幕内北勝富士らと連続で33番取り、24勝。「いろいろと調整してみたかった。もっと取れたな」と貫禄を漂わせた。 「立ち合いで当たって、そこから残す」ことをテーマに臨んだ。昨年の九州場所で敗れた幕内豪ノ山とは最も多く胸を合わせた。低い当たりを受け止め、豪快に投げたり、万全な四つの体勢で寄ったりするなど強さを示した。「もうちょっと当たれれば良かったけど」と反省しつつも、息が上がる相手とは対照的にスタミナ面でも余裕を感じさせた。