【メッツ4－3カージナルス】＠ブッシュ・スタジアム

7回に決勝弾を放ったブランドン・ニモ（MLB Advanced Media）

　日本時間5月7日、メッツが1点のリードを守りきって、カージナルスとのシリーズ初戦を制した。メッツは初回にD・J・スチュワートの二塁打を先制、5回にも2点を追加して先発のショーン・マナイアを援護。カージナルスは6回にウィルソン・コントレラスとイバン・ヘレーラの二塁打で同点に追いついた。しかし、その直後にメッツはブランドン・ニモがソロ本塁打で勝ち越し。そこからは継投で薄氷のリードを守り抜いた。マナイアが2勝目（1敗）を挙げ、カージナルスは痛恨の決勝弾を許したアンドリュー・キットリッジが今季初黒星（0勝）を喫した。 【動画】メッツのブランドン・ニモが決勝アーチを放つ（MLB.comより） 　試合はメッツがマナイア、カージナルスがカイル・ギブソンという両技巧派が先発。両投手ともに持ち味を発揮して試合を作り、ともに6回3失点とクオリティ・スタートを記録した（ギブソンは自責点2）。試合の差が付いたのはブルペン勝負に移ってからだった。メッツが誇る防御率メジャー4位の優秀なブルペンは、ジェイク・ディークマン、アダム・オッタビーノ、エドウィン・ディアスとベテランがつないで3回を零封。ディアスは5セーブ目を挙げた。対するカージナルスはこの試合まで防御率0.64と絶対的だったキットリッジが被弾。その1点に泣く形となった。 　ここまでなかなか調子が上がっていないヌートバーは「9番・右翼」で先発。7回裏に二塁打を放って同点の機会を演出したが、チームの得点にはつながらなかった。ヌートバーは2試合連続安打を記録し、打率は.175となった。そして、守備のほうでは結果的に痛い失策を記録。5回無死1塁の場面でニモのライト前安打をファンブルし、走者にそれぞれ1つずつ塁を与えてしまった。そこから内野ゴロと犠牲フライで2失点したため、痛いミスとなってしまった。