中国代表が九死に一生を得て最終予選進出! タイは本拠地でシンガポール相手に終盤ラッシュも“あと1点”及ばずに無念の涙【W杯予選】
勝点、得失点差、総得点すべてで並んだが…
現地6月11日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選の最終戦が開催され、各地で激しいバトルが繰り広げられた。なかでももっともホットだったのはグループCだろう。 【PHOTO】20年ぶり広島市で代表戦!エディオンピースウイング広島に集結した日本代表サポーター!(Part1) 首位・韓国はすでに前節で首位通過を決めていたが、2位争いは熾烈を極めた。2位・中国は敵地ソウルでの韓国戦に引き分ければ最終予選進出となったが、良いところなく61分にイ・ガンインに決勝点を決められて痛恨の0-1敗戦。この時点で2位の座はキープしたものの勝点は8のままで、得失点差が±0となった。 猛追するのが日本人の石井正忠監督が率いる3位・タイだ。勝点5で得失点差は-2。1時間半遅れでキックオフされるホームでのシンガポール戦に「3点差以上のスコア」で勝利すれば、2大会連続の最終予選進出を決められる。 しかし――。37分に幸先良く先制したものの、57分に追いつかれてしまう。79分にふたたび勝ち越し点を挙げて盛り返すと、86分にも加点してホームスタジアムを熱狂させたが、スコアは3-1止まりで終了。シュート数は32本対7本を記録したが、最終予選まであと1点及ばずに涙を呑んだ。勝点、得失点差、総得点すべてで並んだが、中国との直接対決が1敗1分けだったため、敗退となった。 中国はまさに九死に一生を得た格好だ。過酷な韓国でのアウェー戦を最少点差の負けに凌いだことが、結果的にタイに小さくないプレッシャーを与えたのかもしれない。 アジア最終予選には2次予選を勝ち抜いた18チームがエントリー。6月27日に組合せ抽選会が行なわれ、A~Cの3グループの顔ぶれが確定する。ワールドカップ本大会のアジア枠は「8・5枠」だ。最終予選は9月5日に開幕する。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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