もしも娘がクルマが欲しいと言ったら…フォルクスワーゲン「Tクロス」をセカンドカーに【家族シェアメリット考察】
クルマ生活を豊かにしてくれるセカンドカーを考える不定期企画。今回は、もしも運転免許を取得した娘がクルマに乗りたいと言い出したら……。 【写真10点】フォルクスワーゲンTクロス TSI Rライン
充実した安全装備と、日本にぴったりのサイズ感
娘が運転免許を取得してクルマを運転したいと言い出したら、懐に余裕のあるクルマ好きのオトーサンだったら、なにか買ってやりたいと思うのが人情だろう。娘にしてみれば、「オトーサンが乗っている××××はマニアックすぎて、運転できない」と思うだろうし、オトーサンにしても、大事な××××を初心者に運転させるのは心もとない。 「余裕」といっても千差万別で、娘が欲しいと言ったものをなんでも躊躇なく買えるぐらいの余裕がある方は、そうなさってください。でも、普通に考えれば、一家のセカンドカーとして購入して、娘を中心に家族でシェアするというのが現実的な落とし所だろう。 世の中のオトーサン、オカーサンの立場になると、娘の初めてのクルマに求めるものは、第一に安全性だろう。ボディががっちりしていて、視界がよくて、自動ブレーキなどの運転支援装置が最新で、高速道路でも安定して走る。もちろん、娘が喜びそうなデザインと装備で、あわよくば娘が使わない時には借り出して自分も楽しみたい――。 こうした条件をインプットして導き出した現時点での最適解は、2024年秋に改良型のデリバリーが始まったばかりのフォルクスワーゲン・Tクロスだ。 このクルマを推す理由のひとつは、自動ブレーキや車線内の走行をアシストする運転支援装置が標準装備されることだ。安全装備はグレードを問わずに装備する、という姿勢が信頼できる。 実際にステアリングホイールを握ると、日本の道路事情にジャストフィットするサイズ感がうれしい。4135mmの全長は、トヨタのヤリス・クロスよりもわずかであるけれどコンパクトで、都心のパーキングスペースやコインパーキングでも停めやすい。 コンパクトなほうがいいということであれば、Tクロスの兄弟モデルであるハッチバックのフォルクスワーゲン・ポロという選択肢もある。けれども、少し背の高いTクロスのほうが見晴らしはいいし、後席と荷室空間に余裕がある。もうひとつ、SUVスタイルのデザインはシャープで、クルマ生活が始まることを祝福するような華やかさもある。